2021年6月16日水曜日

フードバンクしばたの土田雅穂さん


フードバンクしばたの土田雅穂さんを訪ねてきました。

フードバンクしばたでは、母子家庭や貧困世帯への食料・生活雑貨等のフードバンク支援、制服やランドセル等の就学準備支援、家電のリサイクル支援、学習支援、ママの居場所づくり、訪問型病児保育などを行っています。フードバンク支援は現在、約260世帯に月2回の配布を行なっているそうです。

そうした事業を支えているのは、20数名のボランティアスタッフと多彩な職種で構成された運営委員、新発田市内を中心とした協賛企業です。地域の総合力で支援の輪が広がり続けているのが印象的でした。

そこには、なにより土田さんの覚悟があります。耳目を集めるだけでなく、継続させることの大切さ。「助けて欲しい」の声に絶対に耳を傾けること。スタッフの判断を信頼すること。土田さんはもともと行政職員ですが、いまは一定の距離をおいているからこそ出せる柔軟性とスピード感。そして事業を楽しむこと、などなど大いに刺激になりました。

今回は、南魚沼市議の桑原たまみさん、新潟市議の小野照子さんがもともと予定していた視察に急遽、わたしも同席させていただきました。ありがとうございました。

あと、土田さんと久しぶりに粟島の話もできて良かったです。

2021年6月15日火曜日

フリースクール・ロビオキの野口治さん

ロビオキの野口治さん

フリースクール・ロビオキの野口治さんを訪ねてきました。野口さんは西区松海が丘で子どもたちの居場所づくりの一環としてフリースクールを経営しています。

「不登校やひきこもりはどんな家庭でも起こりえることです。じぶんの教育やしつけに問題点を探したり、学校や担任の先生を責めたりする前に、まずは子どもが安心して過ごせる場所、立ち止まって考えることのできる時間を作ることが第一」だと話していました。

新潟市立の小中学校では様々な理由で約1,000人が不登校となっています。不登校の傾向がある生徒を含めるとさらに数字は増えます。

野口さんは新潟市フリースクール等連携協議会の会長も務めており、学校とフリースクール、家庭との連携強化に向けて尽力してもらっています。コロナ禍やGIGAスクール構想など子どもを取り巻く環境は日々、変化しています。「緊急性を要する子どもも増えている。こうしたフリースクールを増やしていきたい」と野口さん。

すこしの時間お邪魔しただけですが、保護者の相談に応じたり、子どもたちひとりひとりに声をかけたりと忙しそうでした。夜はその場所で経営している学習塾の先生に...。公的支援が少ない中、現状では個人の熱意に拠るところが大きいと感じました。

じつは野口さんからは先日、私の山小屋のゴミ出しを手伝ってもらいました(忙しい中、2週続けてありがとうございました)。里山という環境が子どもたちの遊びと学びの場になるようであれば、私も喜んで協力していこうと思います。