2021年7月23日金曜日

新潟大学にて非常勤講師


7月14、21日、新潟大学にて授業2コマを担当させていただきました。主に人文学部3年生約200名弱を対象にした「キャリア形成」という授業です。


2016年度から前期日程の非常勤講師として通って今年度で6年目でした。気づけば小学校生活と同じ長さになりましたね。


1コマ目は雑誌の創刊に至った動機、起業〜創刊の頃の様子、企画編集の着眼点など。2コマ目は編集者としての経験を経て、市議会議員選挙に立候補するに至った経緯、市議会議員の仕事をこんな風に捉えて、日々こんな活動をしているよ、などお伝えしてきました。


わたしの場合は学生時代から「起業家精神を学んで、いつか起業するんだ」ということもありませんでした。約3年ほどの社会人生活のなかで、「わたしたちひとりひとりの生き方や暮らし方まで、資本の論理やマーケティングされた価値観のなかで、選択してしまっているのではないか。それに抗いたい。それらとはべつの価値観を示せるような媒体、雑誌を作りたい」という、衝動に駆られて起業に至りました。なぜわたしにそんな衝動が湧き上がってきたのか、毎度、うまく説明できませんが、持てる言葉を尽くしてお伝えしてきました。


その後、約10年ほど編集者としての経験を積みながら、その経験を西蒲区、そして新潟市のために活かしていく方法のひとつとして市議会議員という仕事を意識するようになりました。ここでもまた市議会議員になるために雑誌編集者というキャリアを積んできたわけではありませんが、いま、このタイミングで、西蒲区、新潟市を見渡した時、それが自分の使命ではないか、という思いがありました。


どちらの仕事でも「縁を結んで歩くこと」は大切にしていることのひとつかもしれません。


新潟を拠点に起業する学生、地方議会議員として挑戦する若者・女性が増えて欲しいなと思います。いつも通り朴訥としたしゃべりの授業だったとは思いますが、どうか一言でも学生の胸のなかに言葉が残り、いつかの決断や行動を後押しすることを願ってやみません。


ありがとうございました。