2020年3月30日月曜日

みなとまち文化推進事業『文学の新潟』

文学の新潟

新潟市中央区のみなとまち文化推進事業で『文学の新潟』が発行されました。さまざまな文学作品から、おもに新潟島界隈が舞台となったエピソードを紹介した冊子です。

英文学者の吉田健一が上野駅からビールを飲みながら電車で新潟にやってきて、鍋茶屋近くの「玉屋」という料理屋で今代司を飲んだ話もよかったです。坂口安吾と会津八一に関してはとくに大きく誌面をさいて紹介されています。

企画は異人池の会で、文章と編集は南陀楼綾繁(なんだろうあやしげ)さんと大倉宏さん(新潟絵屋)です。南陀楼さんは本名の河上進名義で新潟日報「おとなプラス」にも執筆する東京在住のライター/編集者です。

文章もそうですが、写真やデザインも素晴らしいです。古町地区の新潟島界隈の文化施設にて無料で配布されています。まち歩きの参考におすすめです。

異人池の会:http://ijinnike.org

発行記念のスタンプラリー

発行を記念して新潟島の文化施設をまわるスタンプラリーも開催されていました。わたしも隙間の時間に回って、記念品のポストカードをいただきました。

砂丘館

砂丘館の庭石を踏むのが好きです。庭師のリズムと相性がいいのか気持ちがいいので。

旧齋藤家別邸
おなじく齋藤家
齋藤家で開催されていた雛人形めぐり

2020年3月29日日曜日

市政報告vol.2発行

市政報告vol.2表

市政報告vol.2裏

市政報告のvol.2を発行しました。本日の西蒲区内の各紙15,580部に折り込みました。

昨年9月の定例会で行った一般質問の概要です。農業政策について、障がい福祉政策について、西蒲区の観光政策について伺いました。

紙面の都合もあり、後半にいくにしたがってずいぶんと省略しています。すべての発言のやりとりは議会ウェブサイトに公開されていますので、そちらをご確認願います。

1つ目の質問の農業政策についてですが、新潟市は農業産出額の統計が無いとの答弁でした。国の統計から「推計」が、2年遅れで出ると。

中原市長は公約で「儲かる農業」の実現を掲げています。そのためにも確かなデータをもとに政策の評価、改善を繰り返して、市全域に点在する農村の元気な新潟市を目指してもらいたいと考えています。

米価の下落や農業者の減少など全国的に農業を取り巻く環境は厳しいものがあります。しかし、逆境のなかでも、お隣山形県・鶴岡市の農業産出額は増加傾向にあります。政策の違いはなにか、わたしも比較、勉強を重ねながらよりよい提言につなげていきたいと思います。

新潟市議会:https://www.city.niigata.lg.jp/shigikai/index.html

2020年3月28日土曜日

2月定例会終了

令和元年度2月定例会が終わりました。会期は2月18日〜3月24日でした。

新潟市の令和2年度予算3,910億円にかかる予算、議案などが可決されました。個人的には予算が立ち上がっていく過程をはじめて知ることができました。

来週から新年度となり、様々な事業がはじまっていきます。市の事業や制度など不明な点、要望などありましたらいつでもお声がけください。

昨年5月2日からはじまった任期もまもなく11ヶ月となります。引き続き地道に活動を重ねてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

また、今定例会では議会からの提案で、新型コロナウイルス感染症対策に関する決議も行われました。わたしの所属する市民厚生常任委員会であがった意見をもとに、市議会から市役所に対し包括的な要望を決議しました。

市民厚生常任委員会の委員長・伊藤健太郎議員の迅速かつ根気強い仕事を間近で見られたのも大変勉強になりました。

長文となりますが、以下です。

【新型コロナウイルス感染症対策に関する決議】

 新型コロナウイルスによる感染症の拡大が世界的に加速している中、本市においても本年2月29日に1例目の感染者が確認されて以降、日々感染者が増えており、多くの市民が不安な毎日を過ごしている。
 本市における感染者数は、全国の市区町村の中で非常に多いが、これは、感染者の濃厚接触者をきめ細かく特定し、注意喚起を行った上で、国の指針等に基づいて適切に検査を受けることを促している結果であり、この間現場対応に当たった関係職員並びに医療関係者には深く敬意を表すものである。市民においても、突然の休校措置やイベントの中止など、生活に直接影響する事態に柔軟に対応していただき、結果として現段階で感染は最低限に抑えられているものと捉えている。
 くしくもこの期間は、インフルエンザや季節性の風邪等の流行時期と重なっており、新型コロナウイルス感染症に似た症状を発症する市民が多い時期である。本市では、発熱や倦怠感などが2日間から4日間程度継続した場合に、あらかじめ帰国者・接触者相談センターなどへの相談を経て、しかるべき医療機関を受診するとしているが、高齢者や持病のある人などは自宅で待機することは難しく、近隣の診療所などを予告なく受診することが容易に予想される。また、受診する診療所などにおいても、新型コロナウイルス感染症に対する対応を熟知しているわけでなく、通常の患者と同様に対応することが懸念される。
 また、現在、濃厚接触者に目立った症状がない場合、経過観察期間を過ぎればPCR検査を行わないこととしているが、今般、保育所職員の感染が確認されたように、軽度な症状でも感染している可能性はあり、濃厚接触者については、原則として経過観察期間が終わる前にすべからく検査を受けていただくことが妥当だと考える。特に、高齢者向けの福祉施設の利用者や職員が感染した場合には、感染の拡大とともに、罹患者の重症化が懸念される。
 なお、濃厚接触者の動向については、注意喚起の電話の回数を増やすなど、徹底した外出などの自粛要請が必要であり、濃厚接触者が一人暮らしの高齢者であるなど、場合によっては、自粛期間中に生活のサポートが必要であることも考えられる。
 本市は1例目の感染者の確認直後から新型コロナウイルス感染症対策本部を設置し、組織横断的な感染拡大防止に取り組んでいる。感染症の対応に当たっては、自然災害などと異なり、市民のプライバシーの保護など、公開すべきでない事項が多くあることから、本部の指示系統を一本化することは困難であると考えるが、保健衛生部及び危機管理防災局が相互に明確な役割分担をした上で情報の集中化と部局間連携について取り仕切るべきである。
 新型コロナウイルス感染症については、高齢患者の重篤化が懸念されている。本市においても、既に市内介護施設の利用者と職員の感染が確認された。全庁を挙げて集団感染を防ぐために万策を尽くすとともに、施設閉鎖による悪影響を最小限に抑えるための備えが必要である。
 このたびの感染防止対策は子供たちの生活に与える影響が少なくない。まず、休校措置により、負担を被っている放課後児童クラブの運営について、こども未来部が示す一定面積の確保は、現実的に極めて困難である。子供たちを感染のリスクから守るためには、学校との連携が不可欠であり、単に連携を呼びかける文書の送付だけでなく、学校長と放課後児童クラブ運営事業者が具体的にどのような連携を行っていくかのモデルを示す必要があると考える。
 放課後児童クラブと学校とは、単に感染防止のための、面積確保のための連携だけにとどまらず、学校医や養護教諭による健康の保持、児童生徒並びに保護者に対する情報発信や働きかけなど多種多様な連携が必要である。
 なお、現在は、市民の協力により、放課後児童クラブを利用せず、自宅で過ごす子供が多い。自宅待機の期間が長期化し、子供、保護者ともにストレスのたまる中、保護者からは「地域住民から子供の外遊びをとがめられた」などといった声が聞こえてきている。保健衛生部によれば、集団で行うスポーツなどを除けば、風通しのよい屋外での遊びが感染拡大につながるおそれは極めて少ないとのことであり、子供の健全育成の観点からも、市民に対する正しい認識の周知が必要である。
 そして、貧困家庭の子供を含めた要保護児童の在宅での生活は、とても心配である。児童相談所を中心として、関係者による子供を守る取組に全力を傾けていただきたい。
 あわせて、民設民営の放課後児童クラブにあっては、収入源が、本市からの委託料と利用者からの利用料である。この間、市としてできる限りの自宅待機を要請していることから、放課後児童クラブに対しては、利用料減額分の補塡を行うことが必然だと考える。
 さらに、子供たちの精神的安定に大きな不安がある。元来、不登校や子供の自殺などは長期休暇直後や学年が変わる時期に頻発する傾向にあり、加えて学校現場や放課後児童クラブが感染症対策で慌ただしい対応を迫られている状況に鑑みれば、子供にとっては二重、三重のリスクを背負うことになりかねない。そして、学校再開に向けた環境整備が急がれる。手洗いや消毒、換気など、児童生徒、学校職員が感染しない体制の整備が急務である。関係者が連携よく、毅然とした対応をすることによって、子供たちの心の安定を図っていただきたい。
 加えて、このたびの感染拡大により、本市の地域経済を支える中小企業、小規模事業所、個人事業主等から悲鳴に近い声が聞こえている。特にイベントの中止や休校、中国などからの部品供給の滞りなどの影響をじかに受けている飲食業、観光業、製造業、農業などは、事態の終息までなりわいの持続ができない状況である。政府もこの間、緊急融資制度の創設、拡充や休業補償などの救済策を発信し、経済への悪影響を最小限に抑える取組を行っているものの、制度のはざまで苦しんでいる市民も多く、よりきめ細かな対応が求められる。
 以上の観点から、今後予想されるさらなる感染拡大に対し、以下のとおり対応を求める。

1 医療体制、検査体制及び市民への周知について
(1)市民や医療機関に対する適切な対応方法の周知を徹底すること。
(2)濃厚接触者について、国の指針よりも一歩踏み込んだ検査体制の充実を検討すること。
(3)濃厚接触者の動向の見守りを強化するとともに、必要な生活支援について検討すること。

2 本市の新型コロナウイルス感染症対策本部の体制について
(1)本部長である市長の強いリーダーシップのもと、本部体制を一層強化すること。

3 介護施設における感染防止対策について
(1)利用者の感染防止への貢献が期待されるケアマネジャー、地域包括支援センターとの連携を一層強化すること。
(2)介護施設に対する情報の発信と状況把握のための情報収集に全力を挙げて取り組むこと。
(3)マスクや消毒液など、感染予防に必要な資材に滞りがないか確認し、必要に応じて積極的に関与すること。
(4)集団感染を想定し、代替の受入施設について検討すること。
(5)施設の閉鎖に伴い想定される在宅介護サービスの量的確保を検討すること。

4 子供の安心と安全を守る取組について
(1)具体的な連携モデルを示すなどして、こども未来部並びに教育委員会及び各学校との連携を一層強化すること。
(2)自宅で過ごす子供の健全育成の観点から市民に対する正しい認識の周知を行うこと。
(3)貧困家庭の子供を含めた要保護児童を守る取組に全力を傾けること。
(4)民設民営の放課後児童クラブの利用料減額分を補塡すること。
(5)子供の心のケアを行うこと。
(6)学校再開に向け、子供たちが安心して過ごせる環境整備を早急に行うこと。

5 地域経済と家計を守る取組について
(1)経済的な影響を大きく受ける中小・小規模事業者、個人事業主等に対するつなぎ資金の融資等、柔軟な支援を一層徹底するとともに、これらの支援策について事業者に周知すること。
(2)イベントの自粛や休校、部品供給の滞りなどにより打撃を受けている飲食業、観光業、製造業、農業等を営む市民を対象とした相談窓口を設置して広く要望を聞き取り、国とともに必要な支援策を講じること。
(3)あらゆる困難ケースに対応した柔軟な救済が実施できるよう、実態に即した支援制度を国に求めること。

6 財政運営について
(1)上記の施策を行うに当たり必要な財源を確保するため、財政調整基金の活用など、柔軟かつ迅速な財政運営を行うこと。

以上、一刻も早い事態の終息を願い、決議する。

令和2年3月23日 新潟市議会

2020年3月24日火曜日

子育てなんでも相談支援センター「きらきら」

3月18日は少子化調査特別委員会でした。子育てなんでも相談支援センター「きらきら」の川村雅子さんから、事業の概要を説明いただきました。

「きらきら」は妊娠から出産、子育て期におけるワンストップの相談窓口として平成22年に設立されました。川村さんの資料から以下に2枚を紹介します。

きらきら資料1
きらきら資料2

現場では、「ねぇねぇ、お母さんちょっと聞いてよ」と相談できるような実家的な機能を大切にしているとのこと。問題をいっしょに確認しながら励まし、自己肯定感を補強できるよう心掛けているそうです。

平成22年の開設時、671件だった相談件数が、平成30年は1950件になっています。子育てに関する様々な悩みに耳を傾け、必要に応じて関係機関につないでいます。

現場での尽力を思うと、川村さんはじめスタッフの方々にはほんとうに頭がさがります。いつもありがとうございます。

こうした事業が必要とされているひとに確実に届くよう議会からも声をあげていきたいです。

きらきら:https://www.niigata-kirakira.jp

観光振興による地方創生

3月18日、新潟市議会市政調査会第2回研修会がありました。今回はDMO推進機構の代表理事・大社(おおこそ)充さんを迎え、「観光振興による地方創生〜DMOによる観光マーケティングと観光地域経営〜」と題した講演が行われました。

DMOとは、Destination Management Organizationの略で、多様な組織をつないで観光地経営を行う組織です。近年、全国各地で取り組みがはじまっており、佐渡市にもあります。

大社さんからはDMO導入の意義をお話しいただきました。

資料1
資料2
資料3

50枚ほどの資料をもとに講演されていましたが、興味深かった3枚を上に貼りました。

おおくの「〜〜〜〜観光協会」が「イベント・祭りの運営」「案内所の運営」「パンフレットの制作・配布」しか行なっていないことを指摘した上で、いわゆる「PR」とマーケティングの違いを説明していました。

その地域が有する観光資源はなにか、呼び込みたい客層はどこか、社会環境やニーズはどうなっているか、どのようなデータ分析に基づいて計画を立て、実行と改善を繰り返すか、など大変参考になる指摘が多かったです。

大社さんは以前から、遠藤周作の『沈黙』を手がかりに長崎県五島列島を訪ねるツアーを行うなど独自の視点で観光を捉えていました。そのテーマは、旅と学びと出会いです。

新潟市においても、どのような旅と学びと出会いが提供できるのか、考えていきたいです。

2020年3月22日日曜日

『交通誘導員ヨレヨレ日記 当年73歳、本日も炎天下、朝っぱらから現場に立ちます』柏耕一(フォレスト出版)

交通誘導員ヨレヨレ日記

『交通誘導員ヨレヨレ日記 当年73歳、本日も炎天下、朝っぱらから現場に立ちます』柏耕一(フォレスト出版)を読みました。車で走っているとよく見かける交通誘導員の舞台裏にある悲喜こもごもを紹介した一冊です。

同僚や現場監督との関係、通行車や近隣住民との対応などさまざま苦労を知ることができます。なかには長岡花火での警備のエピソードも出てきます。花火を見ない克己心が必要とは...。厳しいですね。

交通誘導員をとりまく関係法令もキャプションで知ることができて、いちいち「ヘー」とうなずきながら読みました。

あしたから誘導員を見る目が変わります。

東区の荒井宏幸市議からお借りしました。ありがとうございました。

「商業振興議員連盟」勉強会

岡崎先生の資料

3月16日、新潟市議会商業振興議員連盟の勉強会が開催されました。テーマは「古町地区の今後の取り組みについて」でした。古町地区の事業者5名にお越しいただきました。そのうち新潟大学教授の岡崎篤行さんの資料が上記です。

古町花街はあらゆる日本文化を包括的に継承した日本空間であること。戦前の町並みが残る花街としては京都、金沢につぐ規模であること。芸妓育成支援やお座敷体験などのソフト整備に比べて、ハードの整備が遅れていることが指摘されました。

また、ハード整備にあたっては「歴史まちづくり法」を活用を提案しています。わたしも令和元年度12月定例会の一般質問で新潟市も活用するべきだとの旨で質問したところです。

古町地区は新潟市の中心市街地として、どのような価値・魅力を伸ばしていくべきか、引き続き勉強をかさねていきたいと思います。

2020年3月21日土曜日

「新潟古町まちみなと情報館」がオープン

情報館入口
情報館展示室

3月20日11:00、中央区古町通7番町に「新潟古町まちみなと情報館」がオープンしました。古町七番町商店街振興組合が国と市の補助金を受けて設置。新潟古町まちづくり株式会社が運営します。

観光客への案内、展示室でのイベント開催、土産・軽食の販売を行うようです。オープン直後にいきましたが、報道陣で溢れていました。

旅の終わりよりは、はじまりに立ち寄る場所だと思うので、ぜひ観光客を街に呼び込み、送り出す心臓としての機能を充実させていってもらえたらなと思いました。

ちかくにはべつの案内所も

また、近くを歩いていたら9番町には古町花街コミュニティインフォメーション「五季茶屋」という案内所もありました。こちらも情報発信、体験・交流を行う場とのことでした。設置の経緯や補助金の有無など詳しいことはわかりませんが、互いの施設が相乗効果を生むように連携を図りながら、賑わいの創出につながるといいなと思いました。

2020年3月20日金曜日

『ゆっくり、いそげ』影山知明(大和書房)

ゆっくり、いそげ

東京・西国分寺でカフェ「クルミドコーヒー」を経営する影山知明さんの『ゆっくり、いそげ』(大和書房)を読みました。

多くのビジネスがなるべく少ない時間と労力で最大限の利益を求めるかたちで設計されています。しかし、影山さんはなるべく多くの時間と手間をかけてこそ生み出せる価値や関係性があるのではないか、といった思いからクルミドコーヒーを経営しています。

関わる〈人〉と〈時間〉を使い捨てにしない経済のありようを模索する実践と啓蒙の書です。

クルミの一大産地・長野県東御市もいつか訪ねてみたいなと思いました。

中央区の小野照子議員よりお借りました。ありがとうございました。

2020年3月13日金曜日

子どもたちの外遊びについて

西蒲区福井
西蒲区石瀬

新潟市内の学校が休校となって2週間となりました。多くの子どもたちが学年最後の大切な期間を学校で過ごすことができずひじょうに残念なところです。

子どもたちがストレスを溜め込まずに過ごせるようにと、この間、わたしの家はすこし時間を作って家の子どもと、友人の家の子どもを連れて山や小川に出かけてきました。西蒲区福井の矢垂川公園や西蒲区石瀬の多宝山中腹です。

人混みを避け、手洗い、うがいを励行するなど感染症対策に留意は必要ですが、適度に外で遊ぶことは必要ではないでしょうか。

同様の内容を「新型コロナウイルス感染症対策のための小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校等における一斉臨時休業に関するQ&A」という書面で文部科学省も発表しているところです。全国の自治体、教育委員会等に配布しているようです。

リンク:https://www.mext.go.jp/a_menu/coronavirus/index.html

該当のQ&Aの箇所を切り取りました。わたしがみたのは3月13日版です。

文科省のQ&A

新潟市内の休校は来週以降も続く予定です。工夫し、助け合い、子どもたちの学びと遊びの機会をつくっていけたらと思います。

2020年3月12日木曜日

新型コロナウイルス感染症の影響を受けている中小企業への特別融資

本日(3月12日)、新潟市内において新型コロナウイルス感染症への感染があらたに3名、確認されました。これで新潟市内においては13例が確認されました。感染経路や濃厚接触者については新潟市が確認を進め、対象者への連絡を進めています。行動歴については新潟市ウェブサイトにも公開されていますので、そちらを確認ください。

リンク:https://www.city.niigata.lg.jp/iryo/kenko/yobou_kansen/kansen/coronavirus-shisetsu.html

過度に恐れることなく、適切な感染症対策を心がけ、落ち着いて行動していきましょう。

新潟市の融資制度

さて、今回の感染拡大を受けて地域経済へも大きなダメージが広がっています。中小企業をはじめ資金繰りに非常に難儀しているという話もおおく聞きます。

新潟市経済部では「経営支援特別融資」がはじまっています。借入にあたっての信用保証料に対する補助制度があります。きょう経済部に問い合わせたところすでに飲食、小売、観光など18件の申し込みがあったそうです。

また、新潟県産業労働部においても「新型コロナウイルス感染症対策特別融資」事業がはじまっています。
新潟県の融資制度

県内の商工会とも連携しているようですので、会員企業の方は相談しやすいかもしれません。

さらに国においても3月10日の「新型コロナウイルス感染症に関する緊急対応策第2弾」の発表を受けて利率優遇の高い制度の検討が進められているようです。「実質無利子、無担保」との報道もありましたが、こちらは日本政策金融公庫によるもので、正式な発表はこれからとのことです。

国の支援制度イメージ

以上、参考までに新潟市、県、国の資金繰りに関する支援制度をすこし紹介しました。国においてはほかにもさまざまな支援制度があります。

首相官邸のウェブサイトにポイントがめとめらていましたので、以下に貼っておきます。

ポイント

地域社会は多くの中小企業で働く方々、そして経営者の方々の人知れぬ努力の積み重ねによって支えられていると思います。どうにか今回の危機を乗り越えて、ふたたび活気ある新潟へと向かっていくことを切に願っています。

2020年3月11日水曜日

新型コロナウイルス感染症に関する国の対応策

新型コロナウイルス感染症の患者の数は現在、新潟市内で10例となりました。新潟市において濃厚接触者の把握、症状のある方のPCR検査が進められています。わたしたちも引き続き感染症対策に留意しながら、落ち着いて行動していきましょう。

さて、3月10日、国の「新型コロナウイルス感染症に関する緊急対応策第2弾」が発表されました。首相官邸ウェブサイトによれば大きくわけて4つです。以下に大項目と小項目をコピペしました。

(1)感染拡大防止策と医療提供体制の整備
 ・感染拡大防止策
 ・需給両面からの総合的なマスク対策
 ・PCR検査体制の強化
 ・医療提供体制の整備と治療薬等の開発加速
 ・症状がある方への対応
 ・情報発信の充実

(2)学校の臨時休業に伴って生じる課題への対応
 ・保護者の休暇取得支援等
 ・個人向け緊急小口資金等の特例
 ・放課後児童クラブ等の体制強化等
 ・学校給食休止への対応
 ・テレワーク等の推進

(3)事業活動の縮小や雇用への対応
 ・雇用調整助成金の特例措置の拡大
 ・強力な資金繰り対策
 ・サプライチェーン毀損への対応
 ・観光業への対応
 ・生活困窮者自立支援制度の利用促進等による包括的支援の強化

(4)事態の変化に即応した緊急措置等
 ・新たな法整備
 ・水際対策における迅速かつ機動的な対応
 ・行政手続、公共調達等に係る臨時措置等
 ・国際連携の強化
 ・地方公共団体における取組への財政支援

以上です。

新潟市では、3月6日に行われた全員協議会(新潟市執行部と議員全員の会議)において、経済部長から国の発表を待って、それを補完・補強するような形で経済政策を行なっていくという旨の答弁がありました。

新潟市内においても多くの企業が売上の激減にひじょうに苦しんでいます。わたしの選出区である西蒲区においては多くの観光事業者がいることから、その影響がとくに強いように感じています。

多くの中小企業にとっても使い勝手のよい施策となるよう要望していきたいと思います。発表や進捗などわかりましたら、また報告させていただきます。

2020年3月5日木曜日

久米晃さん講演

先日、新潟市内で久米晃さんの講演を聞く機会がありました。久米さんは長く自民党本部事務局長を務め、全国各地の選挙参謀として活躍し「選挙の神様」とも呼ばれたそうです。

久米さんが話していた政治家や候補者の心得をメモしたので以下に記しておきます。

1.身辺を整理しておくこと。金と女、自宅の新築などに気を付けること。

2.政策の勉強を怠るな。地元の事情をよく把握しておくこと。

3.地域住民との交流を深めること。地元をよく歩いて顔を覚えてもらうこと。

4.演説はわかりやすい言葉でやる。

5.後援会の拡大を図ること。

6.約束を守る。時間を守る。

7.候補者は御神輿。担ぎやすいような御神輿になること。

8.家族、親戚、縁者を大切にすること。

9.円満な家庭を作ること。

10.健康第一。

久米さんが口頭で話したのをわたしがメモしたので、意訳になっています。ほかにもこれまでの選挙戦の話や人物評など貴重な話を聞くことができました。

東区の荒井宏幸市議にお声がけいただきました。ありがとうございました。

2020年3月4日水曜日

休校3日目

新型コロナウイルスの感染拡大にともない、新潟市内の学校、幼稚園などが休校になって3日目となりました。多くの児童が学童保育(ひまわりクラブ)で過ごしています。

それにともない会派の先輩であり、また市民厚生常任委員会の委員長である伊藤健太郎議員から、新潟市と学校、学童保育が連携を密にして感染症対策がしっかりと行える状況を整えてもらいたい旨、申し入れしていただきました。わたしも同委員会に所属しており、学童保育を行うこども未来部の事業を所管しています。

実際にわたしも西蒲区内の学童保育を回って状況を伺ってきましたが、マスクや消毒液の在庫に余裕がありませんでした。「あと数日は持つかもしれないけれど、それ以降は大丈夫なのか...」、といった声が多く聞かれました。

ただ、現場の支援員の方々は突然の発表にもかかわらずほんとうに柔軟に対応していただいており、落ち着いた雰囲気でした。検温の徹底、手洗い・うがいの励行、食事やおやつ時の児童の間隔など細やかな対応をしていただいてました。また、補助の方を頼んだり、他施設からスタッフを融通したりといった対応をとっていただいていました。

現場の方々には頭の下がる思いです。

ありがとうございます。

ほかにも「学校が休校になって、教室よりもさらに狭い学童保育で過ごすことは逆に感染リスクを高めることになるのでは」「マスクや消毒液もそうだけど、トイレットペーパーの在庫もすくないです」「うちの施設はそもそもひとりあたりの面積が狭い」「夏休み期間より長くなることが想定される。支援員がしっかりと休日をとれるか労務管理が心配」などといった声が聞かれました。

学童保育で過ごす子ども、支援員の方々、働く親御さんたちがすこしでも安心できる環境が整うよう引き続き、議会からも要望していきたいと思います。