2020年2月28日金曜日

新型コロナウイルス感染症にかかる新潟市の対応

本日2月28日15:00〜、新潟市教育委員会、新潟市こども未来部から新型コロナウイルス感染症にかかる学校、施設等における対応について、報道発表がありました。

3月2日から市立小学校、中学校、高等学校、特別支援学校、幼稚園などが休業になります。保育園、認定こども園、放課後児童クラブ(ひまわりクラブ)は感染予防に留意した上で開園、開設されます。放課後児童クラブを利用していない小学校1〜3年生で、ひとりで自宅で過ごすことが困難な児童、また幼稚園に在籍している園児は学校、園にて預かります。

以下に報道資料をスキャンしたデータを4つ貼っておきます。担当課の連絡先も載っていますので、正確な情報は問い合わせください。

また、昨日27日には保健衛生部から感染症対策の基本方針が、福祉部からは老人憩いの家や地域の茶の間等の休止が、経済部からは中小企業向けの特別融資の取り扱いについて、観光・国際交流部からは航空路やイベントへの影響についてなどが発表されました。

特定の悪役を見つけて叩くことなく、ひとりひとりが正確な情報を把握し、周りで困っている人がいればひと声かけて助け合うよう努めましょう。

資料1

資料2
資料3
資料4

2020年2月25日火曜日

篠田昭『緑の不沈空母 にいがたの航跡』(幻冬舎)

緑の不沈空母

篠田昭『緑の不沈空母 にいがたの航跡』(幻冬舎)を読みました。2002年から2018年に渡って新潟市長を4期務めた篠田昭前市長の回顧録です。

平成の大合併、農業戦略特区、BRT、地域教育コーディネーター、地域の茶の間、水と土の芸術祭や新潟総踊りなどの文化事業などなど、篠田市政のもとで行われた各施策への思いを知ることができました。国や県との関係、古巣である新潟日報への異論、知事選での篠田前市長の立ち回り方など、おおまかな流れが掴める一冊です。

わたしの偏見ですが「みんなで最幸の街をつくった。」という帯文をみて、食指が動かずにいましたが、いろいろと勉強になったので読んでよかったです。

本に登場している秋葉区選出の東村里恵子議員からお借りして読みました。東村さんは、元FM新津のアナウンサーです。自治協議会の会長や新津のJC理事長を務め、その後、市議会議員選挙に出るまでの過程を知ることができました。新津と小須戸がいっしょになって秋葉区となるまでの苦労も...。

これまでの施策で今後も活かしていくべきところは活かし、伸ばし、よりよい新潟市政となるよう議会での提案につなげていきたいと思います。

2020年2月24日月曜日

「生き方見本市NIIGATA」に参加します

生き方見本市おもて
生き方見本市うら

3月20日、「生き方見本市」というイベントに参加させていただきます。「様々な生き方にチャレンジしているゲストスピーカーを迎え開催するトーク&交流イベント」だそうです。全国各地で行われているイベントの新潟版です。

わたしは13:45〜14:45に行われるセッションE「若手議員がぶっちゃける!」というコーナーに出ます。見附市議会議員の浅野ちひろさん、阿賀町議会議員の清野眞也さんとともに、議員になろうと思った経緯、じっさいに任期がはじまってからのことなど、会場からの質問を受けるかたちで進行するそうです。

ほかのセッションも「コンプレックスを生きる強みに」「未来の教育を考える」「LGBTQ+」など興味深いテーマがあります。わたしもいち聴講者として、様々な生き方に出会えることを楽しみにしています。

会場は西区新通の護念寺・新通こども園です。

詳細はfacebookページへ=【リンク
申込はPeatixへ=【リンク

2020年2月23日日曜日

「ヒナガタ農学校」で丹治史彦さんとトーク

丹治史彦さん(右)と

2月23日、「鄙潟樂(ヒナガタガク)」に参加してきました。同イベント内の「ヒナガタ農学校」というトークセッションのうち「地方と編集」のゲスト・丹治史彦さんの聞き手を務めさせていただきました。

おもに滋賀県近江八幡のたねやが発行する『ラコリーナ』の編集エピソードについて伺いました。

取材対象の土地と人に敬意をもって関係し続ける丹治さんの編集姿勢を知ることができました。当然ですが、奇祭や珍スポット、名物おじさんを見つけて騒ぎ立てるようなことはありません。

『ラコリーナ』はたねやの広報誌ではありますが、開くと近江八幡という土地が、どのような気候、風土、歴史、そのうえに脈々と重ねられてきた人々の暮らしによるものかを丹念な取材でひもといています。

そこにはまず、たねや社長の「近江の豊かさ、美しさを共有できるような冊子を」という依頼がありました。たねやはお客様、仕入れ先、会社を置く近江八幡という土地と持続可能性を保った事業展開をしています。

丹治さんはたねやの考え方をこう紹介していました。

「自然に学ぶ」「たねやの菓子は、土からできている」「土地に恩返しをする」「森をつくる」「ここにしかないものを」「お客さまの喜ぶ顔のために」。

まさに丹治さんら編集チームもそれに呼応するような姿勢で取材・編集を続けています。

「編集者は血液のような存在」という丹治さんの言葉も印象的でした。『ラコリーナ』は何冊かもっていて読んでましたが、誌面から受ける印象を裏付けるような話でした。

まえから話を聞いてみたいと思っていた方だったので、個人的にもいい機会になりました。

ありがとうございました。

また、終わった後には、来場者のひとりから「Life-mag.も発行がはじまった頃から知っています。新潟にもこういう雑誌があるんだってすごく嬉しくなりました」と声をかけていただきました。あの時の仕事が、どこかで、だれかの背中を押していたんだと知ることができてわたしも嬉しかったです。こういうのはごくまれにいただくご褒美のような言葉。また地道に頑張れます。

主催者の方々からはお土産もたくさんいただきました。

ほんとうにありがとうございました。

市政報告折り込みへ

新潟日報サービスネットへ持ち込み

2月22日、きょうは市政報告を新聞に折り込むため西区流通にある新潟日報サービスネットに行ってきました。西蒲区内の新潟日報、読売、朝日等主要紙の折り込み部数は、15,910部。

しばらく前に「お前は雑誌の編集をやってたのにまだ出さないのか。○○さんは出したのに」と苦言をいただいてましたが、ようやく出せそうです。1月後半に作り始めて、議会事務局に何度か修正を指摘してもらい、ようやく印刷が上がってきて即日、新潟日報に持ち込みました。

月末に折り込み、その後、自分の足でも配って歩こうと思います。

他きょうはたまった事務仕事をすこし進めたのと、角田山ハーフマラソンに向けて福井〜五ヶ浜間の山道を走って往復してきました。

2020年2月20日木曜日

潟東駐在所開所式

開所式集合写真
潟東駐在所

2月13日、潟東駐在所開所式に出席しました。これまで番屋駐在所は明治34年から、横戸駐在所は大正6年から地域を見守ってきましたが両駐在所が合併され、西蒲区三方に新駐在所が開所しました。

管内世帯数は約1,700。警察官2名が配置されています。

開所式には県警本部地域部長、西蒲警察署長、潟東地区の自治会長、県議、市議が出席しました。またあらたな拠点と新しい設備で引き続き潟東地区の安心、安全を守っていただけると思います。

2020年2月19日水曜日

角田山一周ハーフマラソン大会に申し込み

角田山一周ハーフマラソン申込

2月18日から36日間の会期で、2月定例会がはじまりました。総額3,910億円の令和2年度予算が議会にかけられました。市民目線に立ってしっかりと審議していきたいと思います。

また、議会初日の帰り道に角田山一周ハーフマラソンの申し込みをしてきました。今年で第5回目。4月12日に開催されます。

コロナウイルスの感染拡大に留意は必要ですが、いまのところ開催予定とのこと。参加記念に西蒲特産品も!申込は2月24日までに延長されています。

普段、運動する習慣はまったくありませんでしたが、2月11日から少しずつ走りはじめました。2ヶ月で身体づくりは間に合うのでしょうか...。角田山という豊かな自然環境とスポーツを掛け合わせたこうした取り組みに身体をはって賛意を示したいと思います。

2020年2月18日火曜日

「鄙潟樂2020」に参加します

チラシおもて
チラシなか

2月23日、「鄙潟樂(ヒナガタガク)2020」に参加します。自然栽培新潟研究会が主催するイベントで、地方での食と農をテーマにしたディナー、マルシェ、ワークショップ、トークセッションが開かれます。

わたしはイベント内の「地方と編集」をテーマにしたトークセッションに聞き役として参加します。ゲストは信陽堂編集室(東京)の丹治史彦さんです。

滋賀県近江八幡の菓子屋「たねや」グループの広報誌『ラ コリーナ』の編集を手掛けている方です。過去になんどか冊子を送っていただいたことがありました。

菓子店の宣伝というよりは、その土地の暮らしがどのような風土から形成されてきたのかを丁寧に探り出し、「編集」という技術を通して、毎号ひとつの冊子にしているように感じました。

丹治さんが立ち上げたアノニマスタジオhttps://www.anonima-studio.comでの活動や「ラ コリーナ」など、これまで携わってきた仕事を振り返ってもらいながら、新潟にも生かせる視点、技術、作法を学びたいなと思っています。

内容がほんとうに盛り沢山です。申込と合わせて、ぜひ下記ウェブにてチェックしてみてください。会場は南区東笠巻新田にある新潟市アグリパーク。

「ヒナガタ市」というマルシェも開催されるので、気軽におでかけください。

[鄙潟樂]https://hinagatagaku.localinfo.jp

2020年2月16日日曜日

「にしかん未来カンファレンス」へ

会場の様子

2月16日、にしかん未来カンファレンスに行ってきました。わたしは午後の講演会とワークショップのみ一部の参加でした。

講演はリージョンワークス合同会社の後藤太一さん、株式会社リ・パブリックの市川文子さんでした。お二人がこれまで携わってきた仕事を解説しながら、西蒲原地区の未来を考えるヒントをいくつか提示していただきました。

とくに後藤さんが携わった徳島県神山町のプロジェクトは印象的でした。後藤さんは2015年から神山町で官民一体となった創生戦略づくりに携わってきました。

後藤さんは、いわゆる「協議会」という形のものは作りませんでした。それは偉そうなひとが会議室に集まって、なんやかんや言い、結局なにも生み出さないことが多々あるからです。

若手から年配、役所から民間、地元のひとから移住者、男女など多様な人物を集めて、地域の将来図を描くための勉強会を重ねてきました。はじめからなにか事業を行うことはせず、しっかりとインプットの時間をとり、考えること、声を出すことを繰り返し、神山の未来を考えるモードをつくることからはじめたそうです。

また、後藤さんはデザイナーとは「複雑に絡み合った課題を整理するひと」と話していました。一歩引いた目線で、冷静に、データと客観的事実をあつめて、それを提示するひとです。

ほかにもヒントとなるようなことがたくさんあり、たいへん勉強になりました。

いわむろやさんが行ってきたこの「にしかんプロジェクト」はローカルマニフェストの作成、地域メディアの立ち上げ、商品開発、人材育成事業があります。

プロジェクトで制作されたにしかん新名物1
にしかん新名物2

商品開発されたなかから加茂市のG.F.G.S.が制作した『NIIGATA WEST COAST MUSIC』がすでに販売されていたので1枚買ってきました。わたしと同じ町内に住んでいる作曲家の福島諭さんも参加しています。

帰ってきて、いま3周ほど聴きました。青白い雲が覆う日本海、小雨ふる中、シーサイドラインを走るときに合いそうなアルバムです。天気とは裏腹に小気味いいテンポが背中を押してくれるようなイメージです。

普段、なかなか会わない異業種の方々と意見を交わすことができた貴重な時間となりました。

ありがとうございました。

2020年2月13日木曜日

浜口倫太郎『シンマイ!』(講談社文庫)

シンマイ!

西蒲原を舞台に米づくりを行う祖父と孫の交流を描いた小説、浜口倫太郎『シンマイ!』(講談社文庫)を読みました。物語では、東京で土建業をしていた孫がひょんなことから、祖父のいる新潟・西蒲原で米づくりをすることになり、地域で名人と呼ばれる祖父のもとで米づくりをすることになります。

有機栽培と慣行栽培、農協の光と影、おにぎりの奥深さ、農家にとって田んぼとは...。また、新潟で育てた子どもを東京へ送り出す親の気持ちが描かれていました。

ポップな小説かなと思い読み進めましたが、弥彦という地名も何度も出てきて、おやひこさまに抱かれた西蒲原の美しい田園風景を想起させる場面も出てくるなど、次第に感情移入。後半部では涙腺が緩んでしまいました。

昨年、農業の勉強会でたまたま隣の席だった秋葉区の倉茂政樹議員が「小林くんも読んでみて」と教えていただきました。ようやく読めました。ありがとうございました。

2020年2月12日水曜日

『わなふ今昔』に寄稿

わなふ今昔
やおちょう
営業の様子

地元の郷土紙『わなふ今昔』に寄稿しました。和納を知る会が年2回発行する小冊子です。昨秋、シンポジウムに出させていただいた縁もあり、今号から連載の予定です。

お題は与えられず、なんでもいいということで、わたしから「小さな商店の歴史をひもとくことによって、和納地区の生活史を捉えられるのではないか」と提案させていただきました。

和納地区のちょうど中ほどにある〈やおちょう〉という個人商店を取材しました。子どもの頃からお菓子を買いに行ったり、お使いを頼まれて走ったりしてきたお店ですが、お店の背景など知らないことばかりでした。

聞き、書き、残すことの大切さをあらためて実感しました。

紙面を下に貼っておきますので、ぜひどうぞ。

掲載紙面

2020年2月10日月曜日

にしかん未来カンファレンス にいがたにしかんをふかんする 未来は対話から作られる

にしかん未来カンファレンス

2月16日10:15〜、西蒲区福井にある「ほたるの里交流館」にて「にしかん未来カンファレンス にいがたにしかんをふかんする 未来は対話から作られる」が開催されます。NPO法人いわむろやが昨夏より取り組んできた「にしかんプロジェクト」という事業の成果発表会です。

中小企業庁が行う「共同・協業販路開拓支援事業」の採択を受け、ローカルマニフェストの作成、地域メディア(にしかんずかん)の立ち上げ、商品開発、人材育成事業などを行ってきたものです。わたしはローカルマニフェストの作成ワークショップ[Day1][Day2]に参加させていただきました。

西蒲原地域で農業、飲食、食品、宿泊、観光、酒造、不動産など多種多様な業種に携わる方々と意見交換できたのはたいへん貴重な機会でした。マニフェストはすでに公開されています[リンク]。

いわむろやは、足湯のある観光物産館という役割をこえて、地域の未来を事業者とともに考えるシンクタンクの役割をも担っているように感じました。

成果発表会ではほかの取り組みについても聞けるようです。西蒲地域在住者に関わらずぜひ聞きにきてください。

2020年2月9日日曜日

第34回新春大いに夢を語ろう会

発表者の集合写真
冬らしくなった西蒲区

2月8日、中之口地区公民館で行われた「第34回新春大いに夢を語ろう会」に来賓として参加させていただきました。

第1部は「地球が危ない!〜地球温暖化と私たちの暮らし〜」と題して白井智雄さんの講演がありました。新潟市が行っている生ゴミの家庭処理を行う段ボールコンポストを開発するなど、環境問題への啓発活動を行っている方です。五泉市の山のなかで炭焼きも行い里山の保全活動をやっているそうで、そちらにも興味が湧きました。

第2部で夢を語ろう会と題して、中之口地区の保育園、小学生、中学生などから夢の発表がありました。みんな堂々とした声で地域の方々を前に発表していました。こうした記憶が子どもたちにどのように残るのでしょうか。地域のひとから見られている、支えられているといったささやかな記憶として、その後の人生を支えてくれることを願ってやみません。

きょうべつの会合で県警の方に会ったら、「じつはわたしも子どもの頃、発表したんですよ。懐かしいなぁ」と笑顔で振り返っていました。

環境問題も、夢を語る会も中之口地区の方々が地域をあげて子どもたちによりより社会を残したいという思いがあってのことだと感じました。

ありがとうございました。

池内恵「追悼 書き手としての父 池内紀の死」(『中央公論』2019年11月号)

中央公論

『中央公論』2019年11月号に掲載された池内恵「追悼 書き手としての父 池内紀の死」を読みました。

毎朝午前3時のきまった時刻に起きて仕事をはじめる「職人」としての姿を、分野は違えどおなじ書き手として最大限の敬意をもって記した文章でした。

恵さんは、SNSやトークイベントなど著者と読者とがつながりやすい時代となった一方で、父・紀さんの姿をこう捉えていました。

「父は読み手の一人一人の顔も名前も把握していなかったし、把握しようともしなかった。むしろ名乗りを上げてくる読者のことを忌避していた。書き手と読み手は直接顔を合わせるものではない。書き手は目をつぶって、まだ見ぬ読者に渾身の力で文章を投げる。それを匿名の読み手が、日々の生活の中でそれぞれに受け止めてくれることを祈る。この決して触れ合うことのない未知の読者との関係性こそが出版の醍醐味であり、そこに父は賭けていた。」

素晴らしい追悼文でした。

2020年2月4日火曜日

福岡県、天神中央公園へ

福岡県議会にて
福岡県の職員から説明を
天神中央公園

議員有志による視察で福岡県に来ています。きょう(2/3)は福岡市の中心部に位置する福岡県営天神中央公園の再整備事業について話を聞いてきました。

福岡県は、2017年に法改正のあった公募設置管理制度(Park-PFI)を活用して天神中央公園をリニューアルし、昨年8月より供用開始しました。民間活力を取り入れた植栽計画の見直し、照明・サインの整備、そして、飲食店の整備による賑わいの創出を行っています。

都市の規模もあるとは思いますが、とにかく外に人がよく出て歩いています。新潟市においても都市公園の整備に民間の視点、活力を取り入れた再開発は検討していくべきだと感じました。

2020年2月2日日曜日

国立社会保障・人口問題研究所主催の第24回厚生政策セミナーへ

長谷川さんのプレゼン
日比谷図書館内のコンベンションホール

1月30日、国立社会保障・人口問題研究所主催の「第24回厚生政策セミナー」に行ってきました。会場は日比谷コンベンションホール。

今回のテーマは「人口減少時代における地域政策の諸課題と今後の方向性」でした。研究所の部長や東京大学の教授などがプレゼンするなか、新潟市からも都市政策部GISセンターの長谷川普一さんのプレゼンもありました。

人口減少が想定されるなかでも、宅地などの市街化区域を適切に拡大しないと、出生数や出生率の低下、域外への転出傾向を強めることになる、という研究が発表されました。

また、札幌市立大学の丸山洋平准教授からは、行政が出す指標は「フィクションのストーリーを作っていないか?」との指摘もあり、興味深かったです。未婚率が低く、出生率が高いのは、子育て支援が充実していて、家族の絆が強いから、といった謳い文句は客観的に正しいのか。統計で使われている分母に人口移動の影響を考慮すると注意が必要とのこと。

たいへん勉強になりました。

国立社会保障・人口問題研究所:http://www.ipss.go.jp
新潟市GISセンター:https://www.city.niigata.lg.jp/shisei/soshiki/soshikiinfo/toshiseisaku/gis.html

地域と繋がる「じょんのび館」

笹祝酒造・鈴木さん

西蒲区福井の「じょんのび館」で「地域と繋がる日本酒風呂」がはじまりました。酒祝酒造、弥彦酒造、宝山酒造、峰乃白梅酒造、越後鶴亀などの西蒲地域の5つの蔵が週替わりで、日本酒や酒粕をお風呂に注ぎます。

きょうの午前中に隣のホタルの里交流館で会議があったので、帰りに寄ってきました。

じょんのび館は旧巻町時代に建てられ、いまは新潟市が所有・管理する日帰り温泉施設です。昨年秋に、経営再建に向けて内部体制が変わりました。

体制変更後すぐに地元食材を使った飲食メニューを開発したり、柚子ゆずってくれた人に入浴券を渡すといったイベントを開催したり、経営改善に向けた取り組みを早速、実行しています。

じょんのび館が地域と繋がり、角田山麓が一体となって盛り上がっていくようわたしも取り組みたいです。近くにくる機会があればぜひ。

2月のイベントカレンダー

総務省の斎藤洋明政務官を訪ねて

斎藤洋明政務官(中)と伊藤健太郎新潟市議(右)
政務官室での意見交換の様子

先日、総務省の斎藤洋明政務官を訪ねてきました。次世代通信規格「5G」がもたらす地方創生についてご教授いただきました。

5Gは「超高速」(2時間の映画を3秒でダウンロード)、「超低遅延」(LTE通信の10倍の精度)、「多数同時接続」(同時に約100の端末が接続可能)といった大きな特徴があります。スマートファクトリやスマート農業、メディアや学問の世界など幅広い分野でのあらたな展開が期待されています。

伊藤議員からは新潟市の工業団地の開発・整備にあたって5Gを先駆的に取り入れ特色ある工業団地がつくれないかといった話がありました。また、わたしからは西蒲区五ヶ浜・間瀬地区のインターネット光回線敷設への要望を行いました。

5G整備には光回線の整備が前提となります。現在、光回線が整備されていない世帯は全国で70万世帯です。国の補助金により民間事業者などに整備を促し、23年度末までに18万世帯に減らせるとの見通しを示しています。

間瀬地区は若手らが中心になって「間瀬未来会議」を立ち上げ、空き家対策や移住促進への取り組みを進めたいと機運が高まっているところです。ぜひお力添えをいただけるようお願いしてきました。

今回は、会派の先輩議員である伊藤健太郎さんにお声がけいただきました。

ありがとうございました。