2021年10月30日土曜日

第41回中之口地区総合文化祭

毎年、盆栽も見られるのを楽しみにしています

中之口中学校生徒による創作

旧中之口村時代から約30年に渡って活動する手芸サークルゆりの会
豊永さんから説明いただきました。ありがとうございます。

第41回中之口地区総合文化祭を見学してきました。同地区内の華道、染色、陶芸、書道、写真、手芸などの市民サークルの展示発表会です。

表現する歓び、作る楽しさに触れるとこちらも前向きになれます。次女も連れていきましたが、会場のスタッフがあたたかく迎えてくれました。ありがとうございました。

会期は10月30〜31日。会場は中之口地区公民館、中之口先人館。

調べてたら第39回の【記事】もありました。

歳時記番付表
さとこ

どちらも先人館の掲示物。いろんな取り組みに発展しそうなヒントを秘めていると思い、いつも見てから帰ってます。

2021年10月27日水曜日

公園トイレ感染症対策事業

河間児童遊園

打越児童遊園

新潟市議会9月定例会では、「公園トイレ感染症対策事業」も審査、可決されました。飛沫拡散防止として洋式トイレのない公園のトイレを洋式化(フタ付き)にするものです。

市内で77公園111便器が更新されます。工事にあたっては市防災計画で一時避難所及び広域避難所として指定された公園が優先的に実施される予定です。西蒲区内では11公園が対象となっています。

わたしの市政報告でも紹介しようと思い、きょうの午前、現地確認のため河間児童遊園、打越児童遊園を見てきました。地元の方々が小まめに手入れされているのか、和式の古いトイレではありますがどちらも清潔にされていました。また、公園にも地元の方々による植栽もあり、地域コミュニティのあたたかさを感じました。

取り上げられる機会のすくない事業ですが、国の感染症対策臨時交付金を活用した新潟市の地道で、大切な事業だと感じたので紹介でした。

表1

表2

事業イメージ

2021年10月23日土曜日

里親体験発表会

10月23日、江南区文化会館で開催された里親体験発表会に参加してきました。新潟市が行っている里親制度の説明と実際の里親さん3名による体験発表が行われました。

里親制度とは、さまざまな事情のなかで家庭で暮らすことが困難となった児童を家庭に迎え入れ養育する制度です。実際に里親となる方だけでなく、社会全体で子どもを支え、育てていく機運が高まっていくといいなと感じました。

ノートに走り書きしたメモで、当日の様子をごく簡単に紹介します。

小林徳規所長より新潟市の虐待発生件数など現況などを含めた挨拶。

平成19年度に新潟市児童相談所が開設されたときの虐待対応件数は、年295件。新潟市の子どもの数が約13万人で、虐待の発生は1000人あたり2.2人。令和2年度の虐待対応件数は年1272件。子どもの数は11万3千人で、虐待の発生は1000人あたり、11.3人。

「地域のよき理解者になってもらえたらと思う」と小林所長。

里親養育支援児童福祉司 本田直己さんより制度概要について。

里親の種類、手当、要件、登録までの流れについて説明。

令和3年10月現在、新潟市には165組の里親の登録があり、47組の里親のもとで65人の子どもたちが生活をしています。新潟市の里親委託率は約60%と全国平均の約20%と比べると高水準ではありますが、乳幼児を短期間預かっていただける里親さん、中高生を受け入れてくれる里親さんなどまだまだ人手不足の状況だそうです。

「地域で頑張っている里親さんの応援団になってほしい」と本田さん。

里親体験発表としてひとり目のAさん。

家庭や社会に居場所のない子どもたちの力になりたいと60歳の頃に里親登録。長期ではなく、一時保護を専門とし3年半で13人の子どもを受け入れた。子どもの要求に応えること、認めてあげること、子どもの心が満たされること、微笑み返すこと、できるまで待つこと、一緒に遊んであげること、孫がひとり増えたと思って同じく接することなどを大切にしている。

ふたり目はYさん。

2歳の女の子を0歳の時から預かっている。身近に支援活動をしている人がいて関心があった。すべての子どもを社会で育てていくことに参加したいと思っていた。パートナーと子ども3人で暮らし、新しい日々を作っている。子どもを育てるというのは、未来を育てている気がして、自分の人生の豊かさにもつながっている。実子を小児がんで亡くした経験もお話しされていました。

3人目はIさん。

平成17年12月、中央児童相談所の頃に里親登録した。現在は3人預かっている。うち委託を受けているのは2人で、1人は社会人となり家から働きに出ている。社会人となった彼は、幼児の頃に保護され、ファミリーホームを経て、家に来た。昼夜逆転の生活や不登校、学校でのトラブルなどあったが、いつも自分はここにいるということを訴えていたとも思う。本人が一番苦しかったと思う。就職してからは疲れたぁと言って帰ってくるが、翌朝しっかり起きて出かけていく。いつも拍手を送っている。居場所が無い、学齢期の子どももたくさんいる。なにかひとつでもあたたかいものをあげることができたらと思う。みんなでいっしょに育てていくことが大切。

メモは以上です。

引き続き、本市での里親制度の取り組みが広く周知され、ひとりでも多くの子どもたちが安心して暮らし、成長できる街になるよう活動していきたいと思いました。