2020年12月28日月曜日

新型コロナウイルス感染症に係る差別や偏見、誹謗中傷の根絶に関する決議

新型コロナウイルス感染症に係る差別や偏見、誹謗中傷の根絶に関する決議

新潟市議会12月定例会の最終日に全会一致で決議された「新型コロナウイルス感染症に係る差別や偏見、誹謗中傷の根絶に関する決議」の文書をアップしました。新潟市内においても「差別や偏見、心ない誹謗中傷」が発生していますが、決議文にあるように「思いやりを持って冷静に行動すること」が本当に必要だと思います。この年末年始も行動先の状況を把握しながら、感染症対策をとって過ごしましょう。引き続き、市議会としても感染症の拡大防止、社会経済活動の再興に向けて取り組んでいきたいと思います。

2020年12月19日土曜日

新潟平野における気候変動に適応した治水の方向性

安田浩保准教授
 

新潟市議会市政調査会の研修会で「新潟平野における気候変動に適応した治水の方向性」と題した講演がありました。講師は新潟大学災害・復興科学研究所の安田浩保准教授でした。安田さんからは近年の災害の傾向などを踏まえ今後の対策に必要なことなどを講演いただきました。

いくつかメモしたことを備忘録として残しておきます。

・昨年10月の千曲川氾濫の際は、新潟においても小千谷から大河津分水もいつどこで氾濫が起こってもおかしくない状況だった。
・大雨の翌日が晴れていたこともあり、土手には見物人が大勢いて危険だった。
・正常性バイアスが働いていた。
・新潟大学で河川工学を学ぼうとする学生ですら新潟市のハザードマップの認識率は低い。年度によってはクラスで知っている人がひとりもいない年もある。
・新潟市は昭和20年から平成19年までの間、約60年をかけて、海抜0m地帯に住宅街が広がってしまった。
・河川沿いは、海岸線と同じで津波の危険性もある。新潟市中央区、西区においても津波の到達が予想され、しかも水が引かないと予想される地域が広がっている。
・河川工学の専門家が減少している。リーダー候補となる博士が必要。仮説の構築とその自発的な検証、失敗を臆せずに実行できる勇気、環境に適合できる柔軟性をもった人物。
・ビックデータを活用し、水面から水底の高さを検出できる共同研究を進めている。洪水が起こった場合、川がどのように形を変えるかの予測につながる。
・阿賀野川で洪水対策と生態系回復を両立させる工法の河川改修を行った。五泉市三本木大橋から見える(←近いうちに見にいってみようと思います)

最後に新潟の治水の問題解決の鍵として、以下のことをあげていました。

20%の負担増加への低い関心と具体技術不足(温暖化による影響で河川への流入量が20%増加する)
・経済力、人口減少、担い手不足の三重問題
・いまだに自然災害への関心は高くない
・土地利用規制が必要になる
・公助から共助・自助の洪水対策への転換
・溜まりやすいから、溜めやすいへの視点の転換(田んぼダムの活用など)
・新技術の導入による被害の緩和が期待

ちなみに「阿賀野川自然再生モニタリング検討会」と検索すると安田さんが実際に関わっている事業の様子を知ることができる資料が見つかりました。

信濃川、阿賀野川は新潟の歴史・風土を語る上で欠かせないものです。様々な面から本市の暮らしと魅力の向上につながるよう引き続き勉強していきたいと思います。

2020年12月18日金曜日

男性の育児休業取得促進事業の増額補正

男性の育児休業取得促進事業パンフ


新潟市議会は12月議会が続いており、感染症対策をはじめ様々な議案の審査が行われいます。その中で本市がとくに進んでいる事業をひとつ紹介します。

市民生活部から上がった議案の「男性の育児休業取得促進事業」の増額補正です。この事業は新潟市内の中小企業に勤務する男性労働者が育児休業を14日以上取得した場合、その事業主と本人に奨励金を支給するものです。

[事業について]https://www.city.niigata.lg.jp/kurashi/danjo/worklifebalance/ikukyu/ikukyu.html

昨年度は労働者39人、事業主9人が利用しましたが、今年度は事業利用者の推移が約2倍となっており、予算を1,000万円を増額する予定です。本年度、本事業を利用した業種は、医療、福祉、介護、情報処理、建設、飲食、小売、不動産、運輸、タクシー、ホテルなど多岐に渡っています。

本市では平成20年度から本事業を始め、少しずつ周知を図りながら助成額の増額を行ってきました。数値としても本市の男性の育児休業取得率は上昇傾向にあり、昨年度は8.4%となっており、全国平均を上回っています。他の政令市と比較しても制度が充実している事業のひとつです。

企業、行政が一体となって子育てのしやすい環境を整えていく本事業はさらに進めていくべきだと考えます。明るい話題が少ないですが、こうした新潟市の良いところもしっかり捉えて、PRしていきたいと思います。

2020年12月8日火曜日

岩室温泉・田ノ浦温泉・角田山温泉あんしん宿泊割引キャンペーン


岩室温泉・田ノ浦温泉・角田山温泉あんしん宿泊割引キャンペーンの第2弾がはじまります。

新潟市民を対象に、宿泊費の半額(1人1泊あたり上限5,000円)を割り引くものです。宿泊対象期間は、1月4日〜31日。対象施設は、岩室、田ノ浦、角田山温泉の13施設です。予約は明日12月9日10:00から各施設へ電話、またはウェブサイトで申し込みできます。

各宿泊施設も感染症対策を十分とっていますが、利用される方も対策、行動等気をつけて、都合がつけばぜひご利用ください。

[詳細]http://www.iwamurokankou.com/shiminwari/

2020年12月6日日曜日

にしかん観光周遊ぐる〜んバス連携イベント

ぐる〜んバス連携まちあるき

西蒲区の事業としてスタートした「にしかん観光周遊ぐる〜んバス」が9月12日から弥彦村まで延伸されています。また、今月は連携イベントが開催されています。「ぶらり酒」「まちあるき」「弥彦山ロープウェイ」など両地域を結んだ企画です(チラシを1番下に載せました)

わたしも12月5日に開催された岩室温泉地区でのまちあるきイベントに参加してきました。子ども二人を連れて、約2時間ほど歩き、ぐる〜んバスに乗車して、いわむろやに戻りました。

西蒲区と弥彦村、行政区画に線引きはありますが、観光で訪ねる方にとってはひとつの地域ですよね。歴史、文化、自然・地理からみてもひとつの文化圏と言えると思います。

こうした取り組みがさらに深まっていくよう、議会でも発言していきたいです。地元の方でもまたあらたな楽しみを見つけられると思いますので、ぜひどうぞ。


薬師堂脇の彫刻

湯のさと公園近くの2本の杉

排水管の中の猫

ぐる〜んバスにて帰路へ

チラシ表

チラシ裏

2020年12月5日土曜日

「GoToいわむろキャンペーン」スタート

 


きょうから来年2月末まで、「GoToいわむろキャンペーン」がはじまりました。GoToイート券や新潟市の地域のお店応援商品券が使える店舗のマップを配布し、不定期開催で岩室芸妓の舞、越王太鼓の演奏が参加店舗で披露されます。さらに店舗間の移動にタクシーを利用すると割引が受けられるクーポンの配布もあるそうです。


詳しくは公式フェイスブックページ【リンク】で確認ください。


感染症対策に留意しながら、頑張る地域のお店を応援していきたいです。

2020年12月4日金曜日

まるごとサポーター養成研修へ

資料と会員証

西蒲区社会福祉協議会が主催する「まるごとサポーター養成研修」の2日目に参加してきました。前回の研修に引き続いて参加しました。

今回は、新潟市障がい者基幹相談支援センター西の相談員である丸山幸代さんが講師となり、「Communicationのしかた。」と題した講座でした。心身の不調や病気、障がいなどから生きづらさを抱えるひととのコミュニケーションをとる際、気をつける点などを伺いました。

様々なお話がありましたが、2点だけピックアップしてメモとして残しておきます。

会話を進める際のアドバイス。

・ゆっくり話す
・唐突な質問などの変化球を使わない
・話が終わるまで遮らずに聞く
・話題に枝葉をつけずシンプルに、短く
・いっしょにメモを取って確認しながら話をする
・言葉にしづらいことを問い詰めず、待つ
・落ち着ける場所(環境)で話す

ボランティアで支援活動を行う際のアドバイス。

・秘密を守る
・よい距離感を保つ
・できない約束はしない
・できないことは「できない」と伝える
・ひとりで抱え込まない

今回、登録したサポーターは、来年度から西蒲区社会福祉協議が行う様々な支援事業のお手伝いを行います。受講者は30名ほどで、登録に至った方は20名ほどだったでしょうか。

当事者の家族、福祉専門職だけで支えるのではなく、地域にもこうしてサポーターを増やしていく取り組みは市内では先駆的です。社協の若手職員の熱意ある取り組みだと感じました。

あまり力まず、無理のない範囲で事業に協力していけたらと思います。

2020年12月2日水曜日

コロナ禍における災害対策強化について

コロナ禍における災害対策の強化について資料


11月18日、新潟市議会災害対策議員連盟で「コロナ禍における災害対策強化について」と題した勉強会が行われました。新潟市危機管理防災局から感染症流行下の災害対策についての取り組みを伺いました。

上の資料に感染症流行下において、新潟市が進めてきた対策がコンパクトにまとめられています。危機管理防災局の職員からわかりやすくまとめていただきました。

また、下の資料には6月議会、9月議会に通った補正予算にて備蓄物資の増強が図られたものが一覧になっています。

備蓄物資の大幅な増強

新潟市のウェブサイト:https://www.city.niigata.lg.jp/kurashi/bosai/oshirase_ichiran/bosai20200430.html

にも詳しくまとめられています。

こんな時はどうしたらいいか、この仕組みについて詳しく知りたい等、ありましたらいつでもお声がけください。