2019年8月29日木曜日

岩室温泉にてチアダンスイベント&ワークショップ

Grace JETSのパフォーマンス
コラボステージの様子
ワークショップの様子

8月17日、岩室温泉にてチアダンスイベントとワークショップが開催されました。県立福井商業高校チアリーダー部顧問・五十嵐裕子さんのトークショー、同部OGチーム「Grace JETS」と日本文理高校チアリーディング部のパフォーマンス、地域の子どもたちを集めたワークショップなどが行われました。福井商チアリーダー部は全米チアダンス選手権で5連覇(2013~2017)を果たした超名門校です。

ワークショップに参加した子どもたちが、その後、Grace JETSと一緒に踊るステージもありました。子どもたちにとっても本物のパフォーマーと触れ合える貴重な機会になったようです。

チアリーディングははじめて見ましたが、とにかく理屈抜きで元気をもらえるステージでした。慣れない毎日につい卑屈になりがちですが、元気をもらいました。

今回のイベントは「子ども応援プロジェクトチアキッズいわむろ」の竹中大樹さんらの熱い思いから実現に至りました。地域の大人が一体となって、地域の子どもたちの成長を見守りたいとあらためて思いました。

また、イベントの最中に一言だけわたしも挨拶させていただきました。挨拶中の写真をPTAつながりで池弘美さんに撮ってもらいました(上のワークショップ写真も池さん)

イベントに携わったみなさま、お疲れ様でした。

ありがとうございました。

挨拶中

2019年8月28日水曜日

「歴史まちづくり法」の勉強会

歴史まちづくり法勉強の様子

8月9日13:30〜、新潟市議会内にて「歴史まちづくり法」について勉強会が開催され、参加してきました。中央区選出の内山航議員にお声がけいただきました。

歴史まちづくり法とは、歴史的建造物とその周辺地域、そしてその街に根付いた祭りや伝統行事などの維持、整備に対して、国が補助を出す制度です。ただし、この法律の適用には、自治体が「歴史的風致維持向上計画」を策定し、国の認定が必要になります。

新潟市内には国の重要文化財として中央区に萬代橋、県政記念館、旧新潟税関庁舎、南区に旧笹川邸、西蒲区に種月寺があります。名勝としては、中央区に旧齋藤家別邸、白山公園があります。中央区の新潟島に集中しているといえます。

この法律が適用されれば、建造物そのものだけでなく、その周辺地域のハードとソフトの整備に国から補助が付くことになります。例えば、無電柱化をしたり、石畳の道路を整備したり、または伝統的な祭事といったことに使うことができます。

今回は「新潟まち遺産の会」の方々を招いての勉強でした。会から画廊経営の大倉宏さん、大学教授の岡崎篤行さん、建築士の伊藤純一さんの3人から来ていただきました。

新潟まち遺産の会:http://machi-isan.blog.jp

歴史的な街並みの保存、活用に向けて積極的な活動、提言を続けている団体です。

この法律は、平成20年11月に施行したもので、すでに全国で60を超える自治体が活用してまちづくりを進めています。早い頃の認定には石川県金沢市、岐阜県彦根市、三重県亀山市などがあります。隣県では山形県鶴岡市、福島県国見町、磐梯町、桑折町などがあります。また、佐渡市も認定、活用に向けた動きがあるとのこと。

新潟市でいえば新潟島、古町地区が指定地区にあたると思いますが、西蒲区には種月寺があります。種月寺のある石瀬地区は岩室温泉地区の隣になります。両地区を合わせて重点区域に指定して整備を進めていってもらえたらな、と思いながら話を聞いていました。

同会の岡崎さんによれば、他の自治体では国土交通省所管のこの「歴史まちづくり法」と文化庁の「伝統的建造物群保存地区」「重要文化的景観」などの法律を組み合わせて活用しながらまちづくりを進めている自治体も多いそうです。この積極的な活用には西日本の自治体が多いとも...。

一方では、参加していた先輩議員の助言から、新潟市において事業化するには様々なハードルがあることもわかりました。新潟市においても活用できるのか、また少しずつ勉強していきたいです。

まち遺産の会のみなさま、内山さん、ありがとうございました。

2019年8月25日日曜日

佐潟万燈籠「佐潟まつり」

8月24日は西区赤塚にある佐潟のほとりで行われた佐潟万燈籠「佐潟まつり」に行ってきました。目当ては「潟舟」の体験。現在、砂丘館で開催中の「潟の記憶展」、そこで見た原風景を追体験したかったので。

体験中、アジサシが近くまで寄ってきてくれました。船頭さんに聞くとかつてはレンコンを採りに潟に入ったこともあると。また、現在も漁師がいて漁も行われているそうです。

海と川、そして潟という水資源を豊かに享受してきたのが西蒲原、そして新潟市の特徴のひとつだと思っています。とくに佐潟はラムサール条約に指定される湿地でもあります。

正式名称は「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」。冬場、シベリアから渡ってきた多くのハクチョウがここで越冬します。

昨年、取材で何日か通った期間がありました。佐潟を寝ぐらにして、餌場である田んぼに行ったり来たりしているハクチョウをしばらく見上げて、潟という自然環境を通じて、世界とつながっているんだぁ、と立ち尽くしたのを思い出しました。

佐潟と歩む赤塚の会
船頭さん
体験中の様子
子ども神輿に大勢の人
地元団体の方々による出店も大盛況
佐潟観光協会長の挨拶

わらアートまつり

リュウ

8月25日10:00〜、西蒲区松野尾の上堰潟公園で開催された「わらアートまつり」オープニングセレモニーに出席してきました。今年で12回目の開催です。

武蔵野美術大学の学生40人と地域住民とで作り上げた5つの作品が展示されています。今年は、ヤドカリ、クマ、ハリネズミ、アンコウ、リュウをモチーフにした作品です。制作技術の蓄積もあり年々、作品のクオリティが上がっているそうです。田んぼから出た稲わらをアート作品に変えて、交流を生む取り組みです。

いまでは全国各地、または海外でもわらアートの取り組みが広がっていますが、その発祥はここ西蒲区の岩室地区だそうです。旧岩室村と武蔵野美術大学との交流が起点にあるとのこと。

展示は10月末まで。近くにきたらぜひ寄ってみてください。

朝一番で大勢のお客さんで賑わっていました
クマ
ハリネズミ
ヤドカリ
アンコウ
武蔵野美術大学の学生、制作者インタビュー
当地・松野尾の笹祝酒造さん。巻観光協会はじめ多くの飲食店ブースも
エントランス

2019年8月23日金曜日

学習会&意見交換会「防ごう 子どもの虐待 守ろう 子どものいのち」

学習会&意見交換会「防ごう 子どもの虐待 守ろう 子どものいのち」

8月23日13:30〜、学習会&意見交換会「防ごう 子どもの虐待 守ろう 子どものいのち」が新潟県女性センター(新潟ユニゾンプラザ)にて開催されました。「新潟市の虐待防止対策について」を新潟市こども未来部こども政策課虐待対策グループ主査の大井幸江さんから、「改正児童虐待防止法のポイントや新潟市児童相談所の取組について」を新潟市児童相談所の弁護士の飯田隼矢さんから、講演いただくという2部構成2時間強の勉強会でした。

はじめに大井さんから市の取り組みの説明がありました。

新潟市の児童虐待件数は、平成30年度が753件(速報値)だそうです。平成19年度から約1.7倍となっています。うち0〜2歳児をみると66件(H19)が139件(H30)となって約2倍となっています。

虐待件数の増加とともに子どもが産まれてから早い段階での虐待が増えています。なるべく早い段階での支援、察知が必要といえるかもしれません。

市では「新潟市要保護児童対策地域協議会」というものが設置されており、「個別ケース検討会議」(区役所)→「実務者会議」(区役所)→「区連絡会議」(区役所)→「代表者会議」(市)といった段階で個々の相談・案件に対応しているそうです。

また、児童虐待防止への啓発活動として市が行なっている「オレンジリボン運動」についての紹介もありました。

次に飯田さんからは、本年6月に改正された「児童虐待防止法」についての解説がありました。児童の権利擁護の強化、児童相談所の体制強化、関係機関同士の連携強化などが、盛り込まれたそうです。

また、児童相談所で対応した虐待の実例をもとにしたフィクション、ということで、子どもの保護から里親委託へと至った過程を説明いただきました。

昨年5月の時点で全国には211ヶ所の児童相談所があり、常勤職員として弁護士を配置しているのは、7ヶ所(全体の3.3%)です。他市町村は非常勤や委託契約がほとんどです。新潟市の児童相談所には現在3名の弁護士がいるとのことで、全国的にも先進的な体制をとっています。

兵庫県明石市も同じく弁護士の配置を先駆けて始めたそうで、篠田市長が明石市の市長の取り組みに共感して政策として取り入れたそうです(会終了後、飯田さんに聞きました)。飯田さんは平成27年に東京から新潟市にIターンで就職しています。

虐待への対応、支援過程において、法律の専門家がいることはたいへんに重要かと思います。ただ、相談件数は増加傾向にあり、次から次へと寄せられる相談に、忙しい毎日だそうです。

最後に質問の時間があったので、わたしもひとつだけ質問しました。

近所や地域で虐待かもしれないといった場面に遭遇した時、わたしたちには通告の義務があります児童虐待の防止等に関する法律第6条。相談窓口として「区役所健康福祉課」や「新潟市児童相談所」とありますが、実際にわたしたちが通報、相談した場合、どんなことを聞かれて、対象の家にどのようにアプローチするのですか? と伺いました。

まず、虐待と思われる様子はいつからか、頻度は、時間帯は、どんな音がするか、家のどの部屋から聞こえてくるか、大人の声か子どもの声かなどの情報を聞かれるそうです。もちろんわかる範囲で。

そして、通告したからといって、すぐに担当職員がその家に行くことはないそうです。新生児・乳幼児であれば市の検診時にかわった様子はなかったか、保健所や保健師と連携しながら情報を集めます。また、保育園や小学校に通っている子どもであれば、まずは先生に様子を問い合わせてみるそうです。

その結果、訪問することになっても、保健師などが「たまたま近くを通ったから寄ってみました」と言い、はじめから疑いの目で訪問することはなるべく避けてアプローチするそうです。

明らかに身体・生命に危険が及んでいる場合はまた違った対応になると思いますが、通告する方も「もしかしたら虐待...??」といった段階の場合、相談したらどうなるのか不安だったので。もちろん通告する人の個人情報も固く守られるそうです。

他にも様々な内容を聞かせてもらいましたが、まずはこの辺で。

飯田さんの話のなかで加害者である親を責めるだけでなく、親への教育も必要だとの指摘がありました。わたしも子育て8年目で、親になって8年ということになります。いきなり父親になれたわけではなく、いまだに試行錯誤しながら少しずつ親としても成長させてもらっている気がします。

社会の希望である子どもたちが健やかに育っていける新潟市となるよう、これからも少しずつ勉強して、働きかけていきたいと思います。

講師の大井さん、飯田さん、主催者のにいがた女性会議さん、ありがとうございました。


[補足]
新潟市議会少子高齢化対策議員連盟と新潟市議会男女共同参画推進議員連盟に入っている議員向けに案内がきたので、参加しました。

石瀬盆踊りへ

石瀬公会堂前にて
べつ角度から
岩室公民館長・松本さんの挨拶

2019年8月11日、西蒲区石瀬地区の盆踊りに行ってきました。とくべつ案内があったわけではないので、家族でふらっと行き、面識のある方に挨拶し、出店のわたあめなどをいただいて帰ってきました。新潟市の南西部、弥彦村との境目のちいさな集落ですが、子どもたちも大勢参加してすごく雰囲気のいい盆踊りでした。

その時、盆踊りの歌詞が気になったので、後日、公民館に行って、歌詞カードをコピーさせてもらってきました。以下に打ち起こして、記録、紹介します。

『石瀬盆踊り唄』
[1]
イーイヤーアア
石瀬山から雪どけ水が湧いて出る
アーヨシタヤヨシタヤー

イヤサイーイイ
おらが村中の豊年万作早苗水
アーヨシタヤヨシタヤー

イーイヤーアア
大滝 小滝 漆沢に銀沢よ
アーヨシタヤヨシタヤー

イヤサイーイイ
岡田だんぼの穂に穂が咲く出穂の水
アーヨシタヤヨシタヤー

イーイヤーアア
村のはずれのお杉とお松てべ
アーヨシタヤヨシタヤー

イヤサイーイイ
二人仲良く上方参りをしたそうな
アーヨシタヤヨシタヤー

[2]
イーイヤーアア
石瀬名物田中屋のシンコだんご
アーヨシタヤヨシタヤー

イヤサイーイイ
やひこ参りの旅のお客で繁盛した
アーヨシタヤヨシタヤー

イーイヤーアア
越後四ヶ寺の種月寺様は
アーヨシタヤヨシタヤー

イヤサイーイイ
春はさくらに秋は紅葉がきれいだね
アーヨシタヤヨシタヤー

イーイヤーアア
村のはずれの種月寺のたんぼ
アーヨシタヤヨシタヤー

イヤサイーイイ
米もとれたし イヤホンニィー お湯も出た
アーヨシタヤヨシタヤー

[3]
イーイヤーアア
石瀬山から湧き出ずる水わいや
アーヨシタヤヨシタヤー

イヤサイーイイ
薬師如来の イヤホンニィー 五香の水
アーヨシタヤヨシタヤー

イーイヤーアア
薬師如来の春秋のお祭りで
アーヨシタヤヨシタヤー

イヤサイーイイ
雨も降らぬにイビやドジョウが杖を頼りによくのぼる
アーヨシタヤヨシタヤー

イーイヤーアア
石瀬名物薬師如来のお祭りで
アーヨシタヤヨシタヤー

イヤサイーイイ
醤油煮付けの三角コンニャクがうまかった
アーヨシタヤヨシタヤー

[4]
イーイヤーアア
鐘が鳴るなる浄専寺の鐘が
アーヨシタヤヨシタヤー

イヤサイーイイ
あれは石瀬の イヤホンニィー 時の鐘
アーヨシタヤヨシタヤー

イーイヤーアア
石瀬峠は真っ赤な夕日で陽が暮れる
アーヨシタヤヨシタヤー

イヤサイーイイ
村の子どもは日暮れ忘れて カゴメカゴメのかくれんぼ
アーヨシタヤヨシタヤー

イーイヤーアア
昔や朝ナベ ワラたたきをしたもんだ
アーヨシタヤヨシタヤー

イヤサイーイイ
夜は夜ナベで ゾーリワラジを編むという
アーヨシタヤヨシタヤー

[5]
イーイヤーアア
石瀬峠を浜のスケゴが通うもんだ
アーヨシタヤヨシタヤー

イヤサイーイイ
今じゃ自動車でサバやイワシおいてゆく
アーヨシタヤヨシタヤー

イーイヤーアア
だいろだいろ 角出せだいろ
アーヨシタヤヨシタヤー

イヤサイーイイ
角を出さずに イヤホンニィー お湯を出す
アーヨシタヤヨシタヤー

イーイヤーアア
恋しなつかし我が出た里は
アーヨシタヤヨシタヤー

イヤサイーイイ
朝の煙も イヤホンニィー 懐かしや
アーヨシタヤヨシタヤー

以上です。
石瀬の三富堅達さん(昭和6年生まれ)の書き起こしをもとにしています。唄う人や年代によって歌詞は何パターンもあるそうです。

3分弱の映像も撮ってきたので以下に。



盆踊りや民謡はときにその土地に暮らすの人びとの心の拠り所となり、祖先とわたしたちを結ぶものだと思います。こうした歌詞に土地の風土を感じ取ることができ、興味が尽きません。

また、石瀬は山岳仏教の聖地という歴史背景もあります。さらに小林家の初代・玄順の娘・ナカが石瀬の棚橋家に嫁に行っているというご縁もあります(江戸後期の話ですが...)

上記の歌詞を解説したり、それに関連して石瀬地区を取材しただけでもひとつの特集記事ができそうです。漫画『マスター・キートン』15巻で、主人公のキートンが、わらべ歌の歌詞から問題を暴いたことを思い出します。編集者の目線に立つといろいろと取材できそうですが、当分はそういった時間はとれそうにありません。

いつかの日のためにここに種を採集して記録しておきます。

引き続き地域をよく歩いていきたいです。

石瀬のみなさま、ありがとうございました。

2019年8月21日水曜日

和納盆踊りへ

左から鈴木浩行西蒲区長、拍子方の大岩勝衛さん、コミ協の沖野一会長
岩室駅前ロータリー広場にて
拍子方による盆踊り唄の演奏

8月17日は西蒲区和納地区の盆踊りが岩室駅前のロータリー広場にて開催され、参加してきました。輪に入れてもらい、地域のみなさんと一緒に踊ってきました。

地元ではありますが、和納盆踊りは踊ったとことがありませんでした。いっしょに行った息子は拍手のタイミングを合わせて楽しそうに最後まで踊っていましたが、わたしは最後までリズムをつかめませんでした。センスないですね...。

今回の和納盆踊りは50年以上振りに復活しました。岩室地区コミュニティ協議会の沖野一会長によると「中学生の頃まではやってたのを覚えている。8月の13、14、15日の夜は7時から2時間くらいは踊ってたんじゃないかなー。でも踊り出せば身体が覚えてるもんだわ」とのこと。沖野さんは72歳なので、昭和30年後半から途絶えていたことになります。

素麺や天ぷら、缶ビールなどをいただきながら暑い夏の一夜となりました。

準備にあたっていただいた地域のみなさま、ごちそうさまでした。

ありがとうございました。

第69回新潟市民生委員児童委員大会へ

中原市長の挨拶
来賓紹介
県民会館入口

7月26日13:00〜、新潟県民会館にて行われた「第69回新潟市民生委員児童委員大会」に出席しました。常任委員会の視察から帰った翌日で、ふたたび委員会のみなさんに再会。

民生委員や児童委員の方々は高齢者の方々の生活相談、子どもたちの生活や虐待などに関わる相談にのっています。災害時にはひとりで避難が難しい高齢者世帯への支援にもかけつけることになっています。

民生委員、児童委員の任務のことも少しずつ知っていきたいです。

日頃から地域福祉の最前線で活躍いただいている委員のみなさまに感謝いたします。

ありがとうございます。

2019年8月17日土曜日

「潟の記憶展 そこでは風土と生活と人がいつも握手していた」

砂丘館入口

8月6日〜10月6日の会期で「潟の記憶展 そこでは風土と生活と人がいつも握手していた」が始まりました。会場は中央区西大畑町の砂丘館です。

旧巻町にあった「鎧潟」にまつわる展示です。鎧潟は農地拡大を図るため1958〜1966年にかけて行われた国営干拓事業によって姿を消した、かつて西蒲原にあった潟です。

度重なる水害に悩まされてきた西蒲原の大地は、昭和の大規模な治水事業によって、美田に生まれ変わりました。西蒲原には「制圧」すべき対象としての大地、自然があり、しかし、その一方で姿を消した鎧潟には自然との「交渉」の仕方、知恵もまたあったのだと思います。鎧潟を含めた周辺地域では農業、漁業、採集、狩猟を組み合わせ、生業とする暮らしがあったのです。

今回の展示では鎧潟によって豊かな感性を育んだ4人の作品が展示されています。水景クリエーターの天野尚さん、写真家の石山与五栄門さん、詩人の国見修二さん、画家の樋口峰夫さんの作品です。

また、鎧潟での記憶を持つ方々へのインタビュー音声(と写真)も聞くことができます。わたしの同級生の祖父・岡本徳栄さん(西蒲区遠藤)も登場しています。

新潟市にはどのような自然が残るのか、その付き合い方、活かし方はどうするべきか。いろいろと考えさせられるいい展示でした。

会期も長いのでまた行ってみようと思います。

近くに行く機会があればぜひ足を運んでみてください。

[砂丘館]https://www.sakyukan.jp

インタビュー録音
鎧潟のパネル写真。上を歩けます
アクアデザインアマノによる水槽
漁具などの展示
チラシ
どっぺり坂から。展示をみた後、新潟まつり民謡流しに参加しました

第38回岩室地区少年の主張発表会

岩室地区公民館講堂
卒業生によるコンサートも
公民館入口

8月3日9:30〜12:00、岩室地区公民館で行われた「第38回岩室地区少年の主張発表会」に参加してきました。岩室小学校と和納小学校の6年生、岩室中学校の生徒合わせて9名がそれぞれ自分の考えを発表しました。

家族や兄弟とのやりとりで感じたこと、部活の先輩とのこと、将来の仕事について、地域の活動に参加して感じたことなど、みな生活や学びのなかで感じたことを自分の言葉で表現していました。

わたしも来賓として一言挨拶しました。いまは社会が急速に変化していく時。前例や教科書にないことを、自分たちの頭と身体を精一杯使って考え、対応していかなければなりません。きょう発表したことも含め、これからも自分の考えを大切に伸ばしていってもらいたいと挨拶しました。

第2部では、岩室中学校卒業生の廣澤ひとみさんによるミニコンサートが開催されました。ソプラノ歌手として東京都内や新潟県内で活躍しています。

運営にあたっていただいた岩室地区コミュニティ協議会の皆様、お疲れさまでした。ありがとうございました。

2019年8月16日金曜日

中之口納涼まつり2019

やんぐら太鼓

8月11日17:00〜、中之口納涼まつり2019の開会式に参加してきました。「やんぐら太鼓」やステージイベント、盆踊り「中之口音頭」などが行われました。

この祭りは中之口地区コミュニティ協議会の若手を中心に準備・運営が進められたそうです。上の写真は、現役世代を中心に、復活・継承されている中之口地区に伝わる「やんぐら太鼓」です。

以下に祭りの様子を何枚か。

中之口のジュニアバレーチーム男子による「男の勲章」
中之口のジュニアバレーチーム女子による「パプリカ」
コミュニティ協議会の渡辺正明会長による「道頓堀人情」
出店の様子
味がよくしみたコンニャク。土田市議からの差し入れ。ありがとうございます。

引き続き中之口地区はじめ各地域を歩きながら地域の特徴、課題を探っていきたいです。

ありがとうございました。

潟東おまつり広場/どろんこカップ2019

どろんこカップ予選の様子

8月16日、西蒲区潟東地区にて「潟東おまつり広場」「どろんこカップ2019」が開催されています。9:00〜のどろんこカップ開会式に参加し、その後予選を見てきました。

水を張った田んぼに思いっきり飛び込み、泥んこになりながらプレーする姿は見ているこちらも気持ちがよかったです。田んぼ一面に大きな歓声が響きました。

きょう16日は終日、潟東ゆう学館付近を会場に「潟東おまつり広場」が開催されています。

18:55〜、トチオンガーセブンのショー。20:15〜、盆踊り「潟東しあわせ音頭」。20:30〜、メッセージ花火打ち上げなど。

潟東地区へぜひお出かけください。

チラシ

2019年8月15日木曜日

新潟市岩室地域児童館運営委員会

児童館外観

7月18日18:00〜、新潟市岩室地域児童館運営委員会に出席しました。わたしの子どもがこの児童館を利用していることもあり、利用児童の保護者としての参加でした。

ここの児童館は新潟市から「シダックス大新東ヒューマンサービス株式会社」が指定管理を受けて運営されています。開館は平成27(2015)年4月1日で、現在、5年目です。

家は自宅が近いこともあり、よく利用させてもらっています。スタッフの方々からは大変によく面倒を見てもらってとても助かっています。

また、イベントも多く、子どもも楽しみにしています。最近は夜のイベントがあり、みなでカレーを食べて、手作りのお化け屋敷を楽しんで帰ってきました。

保護者だけでなく、地域の方々や小中学校とも連絡を取り合いながら運営にあたる姿にはほんとうに感謝です。いつもありがとうございます。

委員会でも話に出ましたが、高学年の児童や中学生が低学年の児童と遊んであげるといった良い循環もあるようです。たしかに家の子どもも高学年の子といっしょに遊んでもらえているようで、いい刺激をもらっています。きっと、スタッフの方々の導きがあってのことだと思います。

児童館近くの交差点

また、委員会では児童館近くの交差点の見通しの悪さについて指摘がありました。児童館への行き来の交通マナーに関しては、わたしは保護者がよく教え、注意するべきだと思います。

ただ、委員会では「安全交通協会に掛け合って、交通マナーの講習をやってみては」など地域の方からのあたたかい助言もありました。子どもたちは地域の方々の見守りに支えられているんだなとあらためて感じました。

わたしも子どもや近所の子どもなどにあらためて注意を促し、他気づいたことがあれば意見しながら、よりより児童館となるよう務めていきたいです。

あとは雑感です。

児童館は昭和の頃にあった「空き地」のような側面がある気がします。みな約束をするわけではなく、ゆるやかに集まり、学年を越えて、その日、その時のメンバーで遊ぶ。学校や塾、自宅、先生や親の管理下からはずれ、ゆるやかな自由を楽しむことができる空き地。

もちろんそれを見守るスタッフに支えられていますが。

または児童館は、子どもたちにとっては社会の「余白」となりうるのではないでしょうか。大人たちと同じか、どうか。もしも子どもたちもいまの社会に息苦しさを感じているのなら、そんな余白はきっと必要な場所だと思います。