2020年2月2日日曜日

国立社会保障・人口問題研究所主催の第24回厚生政策セミナーへ

長谷川さんのプレゼン
日比谷図書館内のコンベンションホール

1月30日、国立社会保障・人口問題研究所主催の「第24回厚生政策セミナー」に行ってきました。会場は日比谷コンベンションホール。

今回のテーマは「人口減少時代における地域政策の諸課題と今後の方向性」でした。研究所の部長や東京大学の教授などがプレゼンするなか、新潟市からも都市政策部GISセンターの長谷川普一さんのプレゼンもありました。

人口減少が想定されるなかでも、宅地などの市街化区域を適切に拡大しないと、出生数や出生率の低下、域外への転出傾向を強めることになる、という研究が発表されました。

また、札幌市立大学の丸山洋平准教授からは、行政が出す指標は「フィクションのストーリーを作っていないか?」との指摘もあり、興味深かったです。未婚率が低く、出生率が高いのは、子育て支援が充実していて、家族の絆が強いから、といった謳い文句は客観的に正しいのか。統計で使われている分母に人口移動の影響を考慮すると注意が必要とのこと。

たいへん勉強になりました。

国立社会保障・人口問題研究所:http://www.ipss.go.jp
新潟市GISセンター:https://www.city.niigata.lg.jp/shisei/soshiki/soshikiinfo/toshiseisaku/gis.html