2020年3月30日月曜日

みなとまち文化推進事業『文学の新潟』

文学の新潟

新潟市中央区のみなとまち文化推進事業で『文学の新潟』が発行されました。さまざまな文学作品から、おもに新潟島界隈が舞台となったエピソードを紹介した冊子です。

英文学者の吉田健一が上野駅からビールを飲みながら電車で新潟にやってきて、鍋茶屋近くの「玉屋」という料理屋で今代司を飲んだ話もよかったです。坂口安吾と会津八一に関してはとくに大きく誌面をさいて紹介されています。

企画は異人池の会で、文章と編集は南陀楼綾繁(なんだろうあやしげ)さんと大倉宏さん(新潟絵屋)です。南陀楼さんは本名の河上進名義で新潟日報「おとなプラス」にも執筆する東京在住のライター/編集者です。

文章もそうですが、写真やデザインも素晴らしいです。古町地区の新潟島界隈の文化施設にて無料で配布されています。まち歩きの参考におすすめです。

異人池の会:http://ijinnike.org

発行記念のスタンプラリー

発行を記念して新潟島の文化施設をまわるスタンプラリーも開催されていました。わたしも隙間の時間に回って、記念品のポストカードをいただきました。

砂丘館

砂丘館の庭石を踏むのが好きです。庭師のリズムと相性がいいのか気持ちがいいので。

旧齋藤家別邸
おなじく齋藤家
齋藤家で開催されていた雛人形めぐり