2020年3月24日火曜日

観光振興による地方創生

3月18日、新潟市議会市政調査会第2回研修会がありました。今回はDMO推進機構の代表理事・大社(おおこそ)充さんを迎え、「観光振興による地方創生〜DMOによる観光マーケティングと観光地域経営〜」と題した講演が行われました。

DMOとは、Destination Management Organizationの略で、多様な組織をつないで観光地経営を行う組織です。近年、全国各地で取り組みがはじまっており、佐渡市にもあります。

大社さんからはDMO導入の意義をお話しいただきました。

資料1
資料2
資料3

50枚ほどの資料をもとに講演されていましたが、興味深かった3枚を上に貼りました。

おおくの「〜〜〜〜観光協会」が「イベント・祭りの運営」「案内所の運営」「パンフレットの制作・配布」しか行なっていないことを指摘した上で、いわゆる「PR」とマーケティングの違いを説明していました。

その地域が有する観光資源はなにか、呼び込みたい客層はどこか、社会環境やニーズはどうなっているか、どのようなデータ分析に基づいて計画を立て、実行と改善を繰り返すか、など大変参考になる指摘が多かったです。

大社さんは以前から、遠藤周作の『沈黙』を手がかりに長崎県五島列島を訪ねるツアーを行うなど独自の視点で観光を捉えていました。そのテーマは、旅と学びと出会いです。

新潟市においても、どのような旅と学びと出会いが提供できるのか、考えていきたいです。