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『地方自治体への営業』伊藤健太郎 |
議会の先輩である伊藤健太郎議員が『地方自治体への営業』(みらいパブリッシング)を出版しました。市役所をはじめとした自治体への営業活動のノウハウを具体的にまとめた一冊です。
一読しましたが、健太郎さんの提案は、相手の内在的論理をよく把握して、お互いの利益を最大化しよう、ということではないかと感じました。自治体の事業は公共工事だけでなく、観光、福祉、教育、子育て、農政、ICTの推進、AIの活用などあらゆる分野で民間の技術、知見を取り入れなければ成り立ちません。
しかし、民間企業の側からは行政の仕組みがなかなかわかりづらいといった課題があるのではないでしょうか。そのために余計な労力やストレスを抱えてしまいコミュニケーション不全に陥ることもあると思います。
前半では行政の仕組みや予算化の流れをわかりやすく説明し、後半になると次第に健太郎さんの思いが溢れてきてまた読ませます。
Amazonや楽天ブックスでも買えるそうですが、健太郎さんは「ぜひわたしから買ってもらえると嬉しい」と話してました。行政と民間の円滑なコミュニケーションを促し、地域活性化を目指すためにもおすすめの一冊です。