2022年8月5日金曜日

豊中市社会福祉協議会

豊中市社協の勝部さん(前列右からふたり目)
 

視察の様子

新潟市議会市民厚生常任委員会の視察で、豊中市社会福祉協議会を訪ねてきました。コミュニティソーシャルワーカーの勝部麗子さんに取り組みの概要を伺ってきました。

豊中市社協では、コミュニティソーシャルワーカー(CSW)が福祉制度、地域資源、人材を結んで、制度の狭間でこぼれ落ちる人を生まない相談支援体制を構築しています。相談に来たひとの特技や能力などをCSWが見つけて、はじめは支援を受けていたひとが、いつの間にか支えるひとになっていくようにも促しているそうです。

約8000人がスタッフとして登録する住民見守りボランティア、空き家サロン、定年後の男性の居場所づくりである「豊中あぐり」、子ども食堂、フードバンク、早朝の公園へ出かけてホームレスの方に声をかけるアウトリーチ、ひきこもりの方もスタッフとして参加する便利屋事業などなど。多岐にわたる事業の一端をお伺いしました。

感染症の流行長期化で課題も山積していることかと思いますが、勝部さんからあまり悲壮感を感じることはなく、むしろ取り組みによって、ひとりひとりに役割と尊厳、居場所と希望を与え続けるんだという向日的な姿勢を感じました。そうした姿勢が町にもきっと前向きなメッセージを発していることと思います。