2022年8月9日火曜日

世田谷区役所

世田谷区役所にて
高齢者福祉部よりレクチャー

市民厚生常任委員会で世田谷区役所を訪ねて、「世田谷区認知症とともに生きる希望条例」について話を伺ってきました。世田谷区は人口約92万人、うち認知症の方は約3万人と推定され、今後さらに増えていきます。そこで認知症の古いイメージを転換し、誰にとっても無関係でなく、また認知症になっても住み慣れた地域で安心して暮らし続けられる取り組みを展開するためこの希望条例を制定したそうです。


条例制定にあたっては、認知症当事者にも検討委員会に入ってもらい議論を重ね、条例制定から施策の実施にあたっても認知症当事者が参画すること。認知症の人の意思と権利を尊重すること。誰もが認知症に備えられるよう「私の希望ファイル」に取り組むことなどの点を重視したそうです。条例制定以後、世田谷区内の企業や小学校等での講習会を開くなど啓発活動にも取り組んでいるそうです。


新潟市は世田谷区以上に高齢化が進んでおり、認知症への理解と備えを促すのは喫緊の課題となっています。世田谷区の施策を参考に、新潟市への提言につなげてまいります。