2022年8月6日土曜日

岡山市保健福祉局

岡山市議会議場にて

岡山市役所にてレクチャー

前の投稿と同じ流れですが、市民厚生常任委員会の視察で、岡山市保健福祉局を訪ねて重層的支援体制整備事業について話を伺ってきました。重層的支援体制とは、ひとつの世帯などで、高齢者や障がい者、生活困窮、子育てなど複合的な課題を抱えた方を多機関、多部署が包括的に支援することです。


岡山市は岡山社会福祉協議会に委託し、相談支援包括化推進員を4名配置しています。推進員は、情報を整理し、世帯全体の課題を見える化。多機関横断的なケース検討会議の準備。適切な支援導入までの寄り添い。就労や居場所などへのつなぎ。などを行っています。


例えば、介護が必要な父と知的障害のある娘が経済的に困窮している8050世帯。多子で子の多くが知的障害を持ち、母は精神障害が疑われる生活困窮世帯。発達障害のある子が、難病・身体障害を抱える養母を介護する世帯。精神疾患を抱えた娘の浪費により家計破綻が危惧される7040世帯。高次脳機能障害が疑われ周りとのトラブルを繰り返す40代単身の累犯知的障害者。など、複合的な支援が必要とされる世帯へ多部署が連携して支援にあたれる体制を整えているそうです。


新潟市での現状をいまいちど確認、整理して、新潟市の福祉施策に反映していきたいと思いました。