2020年4月23日木曜日

岩室温泉からの市長要望

市長へ要望書を
意見交換の様子

4月22日、岩室温泉観光協会と岩室温泉旅館組合の方々とともに中原市長へ岩室の現状と支援に対する要望を伝えにいってきました。すでに非常に多くの業種に影響が出ていますが、岩室地域をはじめとする観光業も大きなダメージを受けています。

新潟市内唯一の温泉地である岩室温泉は、新潟の観光を牽引する地域でもあります。新型コロナウイルス感染症の終息に向けて一丸となるとともに、終息後にはなるべく早く立ち上がっていけるよう支援の要請と意見交換を行いました。

ただ、厳しいのは旅館業だけではありません。食材やお酒の納入事業者、バーやスナック、和菓子屋、タクシー会社、清掃業社などなど、関連する事業者の方々も状況は同じです。

引き続き、ほかの業種への支援にもつながるよう要望していきたいと思います。

今回の要望の概要は以下です。


「要望書」

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う岩室温泉地区の観光事業の窮状をご理解いただき当地域に係る救済対策を下記のとおり要望いたします。

1.要望事項
(1)岩室温泉の支援対策について
直近の宿泊予約が前年同月の90%以上落ち込む中、新潟市民を対象とした誘客対策「市民限定あんしん宿泊割引プラン」(仮称)の実施を別紙の通り検討しておりますが、割引対応に必要な金額の補助をお願いします。(予算額18,792千円)

(2)入湯税の扱いについて
一般会計から特別会計へ変更していただき、温泉地域の観光振興・発展に特化した事業会計にし、剰余金が出た場合は翌年度分の事業予算として繰り越すことをお願いします。(年間約20,000千円)

(3)風評被害対策について
今後も引き続き感染者の発生が予想される中で、当地域もその例外ではありません。こうした状況において風評被害対策に万全を期して頂きたくお願いいたします。

(4)継続的な支援について
コロナウイルス感染拡大が長期化する予想の中で、第2弾、第3弾のご支援を引き続きお願いいたします。

以上

・別紙として、市民を対象にした岩室温泉・田ノ浦温泉の宿泊補助事業の案を添付しました。感染ピークを過ぎた後の1ヶ月間、宿泊費の50%を市が補助するものです。