2019年9月13日金曜日

9月定例会と「韓日ハンガウィ祭りin新潟2019」

韓日ハンガウィ祭りチラシ

9月13日〜10月7日までの日程で9月定例会が始まりました。今日は議会運営委員会、本会議、各常任委員会が開催され、9月定例会の日程、審議する議案の確認などが行われました。

わたしは一般質問に立つ予定です。「市の農業政策について」「障がい福祉について」「西蒲区の観光バス」についてなどを聞こうかなと準備を進めています。9月12〜13日は各担当課に現在の取り組み状況などを確認し、質問の内容を練っていました。

また、市から「集中改革プラン」の素案が示されました。新潟市は227の事業を見直し、今後3年で14億円の歳出削減を予定しています。他に職員数の削減も計画されています。

内容についても追ってこちらでお知らせできたらと思います。

議会後、18:00〜、りゅーとぴあで開催された「韓日ハンガウィ祭りin新潟2019」に行ってきました。韓国の伝統芸能、ミュージカルなどが披露される日韓交流イベントです。

わたしはテコンドーと韓国伝統舞踊までみてきましたが、どちらも素晴らしい舞台でした。

演奏を聴きながら、作家の五木寛之がいつかのエッセイで書いていた韓国語の「恨(ハン)」という言葉のことをずっと思い浮かべていました。韓国語で、恨(ハン)というのは長い歴史の中で人々が体験した痛み、悲しみ、苦痛、悲劇、そういったものが世代を越えて受け継がれ、集合的な記憶となったもののことをいうそうです。ただし、これは決して負の遺産ではなく、この痛みを自覚することによって、またもう一歩踏み出そうとする力も湧いてくるのではないか、と五木さんは書いていました。

舞踊団のメロディが思い出させたのでしょうか。本を読んだのはもう10年以上前ですが、なぜだかいま、思い出しました。

あと後半に叩いていた太鼓のリズムにも日本の祭り囃のような血を高ぶらせ、気持ちを高揚させるようなものを感じました。佐渡の鼓童ともあい通じるような。

政治的には日韓関係が悪化していますが、市民レベルではこうして草の根の交流が継続、発展していくことを願っています。とてもいい事業でした。

関係者のみなさまお疲れさまでした。

ありがとうございました。

その後、イベントは中座して、西蒲区に戻り、一般質問用の取材で、福祉施設に勤めている知人に現場の話を聞いてきました。まだまだすぐれた一般質問はできそうにありませんが、自分なりに声を集めて少しずついい質問ができるよう努めていきたいです。