2019年9月25日水曜日

9月定例会にて一般質問に立ちました

9月定例会(9月24日)一般質問に

9月定例会の一般質問に立ちました。6月定例会に続いて2回目の登壇でした。

質問は大きくわけて3つ。市の農業政策について、障がい福祉政策について、西蒲区の観光バス事業についてでした。それぞれ現状を確認しながら、引き続き積極的な事業展開、啓発に努めてもらいたい旨、伺いました。

質問する議員は、市にどういう方向で事業を進めてもらいたいのか、現状の問題・課題をどのように解決に向かわせたいのかなどを、問題の核心を質問で明らかにしながら、誘導しなければなりません。先輩議員の一般質問を聞いていると、じぶんはほんとなにやってるんだろうなぁ...、と反省しきりです。

以下に質問の冒頭部分の読み原稿をアップしました。

新潟市は〈農村文化〉と〈湊町文化〉そして〈クリエーターの存在〉を軸に都市としての魅力・活力を高めていってもらいたい。なにより新潟市の基盤は市全域に広がる農村部である。その農村を支える農業者を元気にできる農業政策を行なってもらいたい。

と質問に入っていきました。

(以下、読み原稿)

翔政会の小林弘樹です。通告にしたがい、一問一答で質問いたします。

議員としての任期が始まり5ヶ月が経とうしています。まだ5ヶ月ではありますが、これまで会わなかったような多様な人に会い、これまで行かなかったような様々な場所に足を運び、それなりに密度の濃い時間であったとも感じています。

さて、先般、中原市長は「集中改革プラン(素案)」を示されました。多くの事業予算が削られ、また人材の削減も計画されています。

財政基盤の立て直しのため、これはある程度は仕方のないことですが、縮小・均衡していく新潟市が、民間活力を削ぐことなく、都市としての〈力〉が増していくような予算・人材の割り振りをお願いしたいと思います。それには、どこをどう削って、人員配置をどう見直すのか、ということももちろん問題ですが、その先にどんな街をつくりたいのか、それこそがさらに大きな問題ではないでしょうか。

わたし自身も、政令都市である、新潟市はどんなところを伸ばしていったらいいのか、どんな顔をした街にしていったらいいのか、どんな個性を磨いていったら、都市としての魅力・活力が増すのか、市民のひとりとして考えています。

いま現在わたしが、これは守り、伸ばしていってもらいたいと考えるものが3つあります。

それは〈農村文化〉〈湊町文化〉そして〈クリエーターの存在〉です。これらを伸ばしていくのが、新潟市の魅力・活力を向上させるのではないか。そんなふうに考えています。

本市は耕地面積、農業産出額、農業者数などにおいて全国トップクラスです。さらに市全域に点在する農村集落には伝統的な祭りや習慣、〈農家のお母さんの味〉とも言える郷土料理が脈々と受け継がれています。そういった農村を基盤にしているのが本市の特徴であり、一番の魅力だと考えています。また農業は福祉、観光、教育、エネルギーなどの分野と連携しながら様々な事業展開の可能性もひめています。ぜひ市全域に点在する農村地域が元気な街・新潟を目指してもらいたいと思います。

ふたつめは湊町としての新潟です。中央区の古町地区は花街とも呼ばれ、料亭、芸者、史跡等が集約して残っています。日本の伝統的な建築・庭園、料理、芸事が集約されているとも言え、観光やまちづくりの側面からも、これらはぜひ、守り、育てていってもらいたいです。

みっつめのクリエーターの存在ですが、ここでクリエーターとは、漫画やアニメ、音楽や芸術分野の表現者たち。そして、起業家やデザイナーといった職業をさします。彼ら彼女たちの技能の本質は、社会的なコミュニケーションの促進にあるのではないでしょうか。なにかの社会課題を考えるとき、企業の商品開発といった場面において、または〈声〉にならない思いや感情をそれぞれの技術・感性ですくい上げ表現し、伝えてくれます。

〈農村文化〉と〈湊町文化〉の継承・発展、そこに〈クリエーター〉が彩りを添え、活躍できる街を目指していってもらいたいと思っています。

さて、1番にあげた農村についてですが、農村に活力があるというには、やはり農業者に元気がなければなりません。そんな農村・農業者を元気にするべく中原市長は公約のひとつに「儲かる農業」の実現を掲げています。

そこで質問1「農業政策について」伺います。⑴「儲かる農業」の実現に向けて市は現在どのように取り組んでいるのか、とくに中原市長になってからここは重点施策であるといった部分を伺います。

(以上です)

正確な発言、市長ならびに執行部の答弁は後日、新潟市議会ホームページにアップされます。6月定例会のものはすでにアップされています。

引き続きがんばります。

新潟市議会:https://www.city.niigata.lg.jp/shigikai/index.html