正門より |
10月29日、新潟市立高志中等教育学校の「起業プラン検討会」という授業を見学してきました。中学3年生にあたる学年の授業の一環で、生徒が関心のある社会課題について解決策と事業計画を発表するものです。
テーマは観光、教育、医療、交通、農業・食などグループごとに分かれ、それぞれに社会人のゲストがついて、発表に対する感想をもらい、意見交換が行われました。
こうした授業は、生徒それぞれが「問い」を見つけ、その解決方法を自分なりに仮説してみるという力を育むとてもいい取り組みだと感じました。課題の設定、現状の分析、解決法の提示など、大きな模造紙一枚にまとめて、じぶんなりの考えを発表、表現する姿がありました。
新規就農を促すには、里山と動物の共存、外来種の抑制、古町の活性化、スケートボードの事故について、残飯の利活用について、外国人にも住みやすい街にするにはなどなど、その内容に大いに刺激を受けました。
社会人ゲストは、新潟青年会議所、新潟ニュービジネス協議会、新潟ネットワークシステムをはじめ50名弱が集まりました。こうした社会人と学生の接点を増やす取り組みは、同校校長の上野昌弘先生をはじめ現場の先生方の情熱によって支えられています。
わたしも9月議会一般質問では、こうした学校と地域社会・企業との接点を、新潟市がコンソーシアムを設置して、取り組みを強化していくべきとの主旨で伺いました。学生の教育も学校だけに任せるのではなく、地域社会全体で取り組んでいくものという機運を高めていきたいと考えています。
高志中等にわたしが中学時代の担任の先生が勤めており、久しぶりに再会もでき懐かしかったです。引き続き、現場にお邪魔しながら提言してまいります。