2020年1月17日金曜日

mikkyoz014

「砂丘館」蔵にて

中央区西大畑町の砂丘館で開催されている「mikkyoz014」を観てきました。mikkyozは、新潟在住のleと遠藤龍による映像作品の発表やライブパフォーマンスを行うユニットです。

今回の作品テーマは新潟砂丘です。まち歩きや地形に関心のある方でなければ、新潟は砂丘で形成されてきた土地だということを意識する機会は少ないと思います。

土地に刻まれたわずかなその気配、新潟という土地の深層記憶を探るように撮り溜められた映像作品でした。

会場に貼られたmikkyozからのメッセージにはこうあります。

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日常のすぐ隣にある風景の延びる先には異界が広がっている。
それを隔てるものは自分の視線や意識でしかない。
僕たちは異界の上に立っている。
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去年か一昨年だったか、国道402号線を車で走っていると、その先に道路沿いを歩く男性の姿が見えました。まだ寒い時期だったので、こんな寒い時期にバックパッカーが歩いているのかな? と一瞬思いました。しかし、徐々に車がその姿を捉えられる距離にくると、その男性は首にカメラをぶら下げて、なにか虫でも追いかける少年のように歩く、遠藤龍さんでした。

日常に潜む〈異界〉を追いかけていたのかもしれません。

展示は今週末1/19まで。

mikkyoz:www.mikkyoz.com