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新しい時代へ向かう、私たちのコミュニティのつくりかた |
西蒲区福井集落を拠点に活動する「まきどき村」の一年の農作業の様子とその思いをまとめた冊子『TANEMAKI.02』が発行されました。発行を記念して、「新しい時代へ向かう、私たちのコミュニティのつくりかた」と題してトークイベントが開催されたので、聞きに行ってきました。
登壇者は冊子の編集人・唐澤頼充さん、まきどき村の発起人・西田卓司さん、まきどき村をきっかけに福井に移住してきた風間夫婦でした。まきどき村は20年ほど前にはじまった活動で、毎週日曜の朝に農作業をして、みんなでいっしょに朝ごはんを食べるというものです。
活動の拠点は福井の旧庄屋佐藤家です。茅葺き屋根の古民家で囲炉裏を囲んで朝ご飯を食べることができます。
毎週末、10名前後のメンバーがゆるやかに入れ替わりながら、田んぼや畑仕事をやり続けています。ここでは誰もが生産者でもなく、消費者でもなく、まるで家族のように集っているといいます。それはある意味では「便利にシステム化された社会」や「等価交換の市場」
(TANEMAKI.02)といった現代社会のソトに出ることことでもあり、閉塞した社会のもうひとつの在り方を示しているようでもあります。
まきどき村には活動を通じて結婚した人、移住してきた人もいます。しかし、この活動は婚活でもなければ、移住促進の取り組みでもありません。土に触れ、食を共にし、日曜の朝が終わればまたそれぞれの日常に帰っていくという繰り返しがあるだけです。だからこそ長く続くのかなと思いました。
また、唐澤さんは集落の泥上げや行事に参加することも大切にしていると話していました。年月を重ねじょじょに集落のひとからも信頼を寄せてもらえるようになってきたとのこと。
わたしも冊子を1部買ってきましたが、農作業や集落の祭事など詳しく知ることができました。「しめ縄づくり」の写真も良かったです。
まきどき村の活動予定は下記リンクから確認できます。興味のある方がいたらぜひ遊びにいってみてください。
まきどき村:
makidoki.localinfo.jp
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写真・インタビューパネル展 |
会場では活動をともにした4人の大学生の写真・インタビューパネルの展示もありました。
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会場は西区内野町の又蔵ベース |
又蔵ベース:
www.facebook.com/matazoubase/