2019年7月26日金曜日

市民厚生常任委員会視察1日目(神戸へ)

神戸市議会議場にて

7月23〜25日の日程で、新潟市議会市民厚生常任委員会の視察に行ってきました。兵庫県神戸市の「まちなか防災空地(くうち)事業」について、香川県高松市の「NPOいのちの応援舎」、大阪府枚方市の「産後ママ安心ケアサービス」について、それぞれ話を聞いてきました。

神戸市の担当職員からの説明
視察の様子

神戸市の「まちなか防災空地事業」とは、住宅密集地において老朽化した住宅・空き家を解体し、災害時に燃え広がりにくいまちづくりを行なっていくものです。災害時には避難経路として、または一時避難所、消防活動用地として利用されますが、平時においてはコミュニティスペースとして積極的に活用されています。

事業活用には、土地所有者と地域団体、神戸市の3者がそれぞれ話し合い、契約を結んでいることが必要です。条件を満たすと、建物の除却費用や空地整備費用の補助が出るほか、土地の固定資産税が非課税になります。利用される土地は所有者から市が無償で借りることになります。

上の写真でスクリーンに映っているのは、防災空地として整備されたところに大きな黒板を置いた事例です。平時において子どもたちの遊び場になったり、住民同士が伝言板として利用したりして、住民の交流の場として活用されているそうです。

防災をベースにしつつ、この事業が魅力あるまちづくりにつながっていると感じました。


神戸市役所からのながめ