2019年7月9日火曜日

「和納を知る会」顧問会議へ

農村環境改善センターにて

写真右から金子孝さん(前市議会議員)、山崎行夫さん、金子耕三さん、会長の山上健さん。

わなふ今昔

7月9日10:00〜、「和納を知る会」顧問会議に参加してきました。西蒲区和納地区の郷土史研究の市民団体です。

15年に渡って、年2回の会報発行を中心に和納地区の郷土史の研究、継承を行なっています。規約第3条には目的「会は、郷土(和納、原、津雲田、富岡、高橋)の発展を目指し、過去・現在・未来・の歴史・文化等を調べ、掘り起こし、広く内外に知ってもらうことを目的とする」とあります。

良寛と親交のあった和納の医師・山岸楽斎の顕彰からはじまったため「楽斎と和納を知る会」として活動してきましたが、今年度より「和納を知る会」としてスタートするそうです。

今年度より「顧問」という形で関わってもらいたいとの要請を受けての参加でした。わたしがこれまで編集してきた地域誌『Life-mag.』や新潟日報『おとなプラス』のことも知ってくださっており、なお評価もいただき嬉しかったです。微力ではありますが協力させていただきます。

「なにか書いてもらいたい」との依頼もありました。硬派な記事が多い中、迷いますが、「和納地区の小さな商店や工場の物語を書いてみたい」とお伝えしました。すでに無くなった商店もありますし、まだ元気に営業されているお店もあります。地域の移り変わり、お客さんとのやりとりなど、小さな商店を通じて見えるものを記録してみたい、とお伝えしました。

形になる機会がきましたらまたお知らせいたします。

こういった郷土史の記録・伝承は、教科書には載らないかもしれませんが、たいへんに重要な活動だと感じています。大きな歴史や物語に回収されない、その土地土地の人びとの暮らし、息づかいを知ることが地域への愛着を生むのではないでしょうか。