2019年7月27日土曜日

市民厚生常任委員会視察2日目(高松へ)

いのちの応援舎にて

7月24日は香川県高松市のNPO法人いのちの応援舎に伺いました。いのちの応援舎は「小規模多機能型福祉施設」を経営しています。助産院と保育所、子育て支援施設、そしてデイサービスが一体となっており、新生児と高齢者の方々がおなじ施設で過ごしています。

2003年秋。「赤ちゃんの誕生から豊かな老後まで、みんなが集まれる施設を創りたいね。」と看護師仲間が集まって勉強会をはじめました。その後、思いに共感した仲間が増えていき活動を本格化。2006年2月5日に開所式を迎えました。

ただし、資金があったわけではありません。はじめ高松市内の金融機関を順に回っていったが、まったく相手にされずに全滅。

その後、自分たちの思いを伝える手紙を全国の仲間に送りました。3週間を過ぎた頃から資金が集まり出し、結果、1億3000万円の資金が集まりました。その動きを見て銀行も融資を決定、約2億円の資金を集めてスタートしました。

ほんとうにすごい行動力と仲間の連帯だと感じました。それもしっかり夢を共有し、実現に向けてそれぞれの立場で全力を尽くしたんだと思います。

開業時、14人だった職員は現在、35人。2017年9月19日には助産院で1,000人目の赤ちゃんが誕生しました。子育て支援施設には年間約6,000人の利用者があります。デイサービスは15名定員のところに利用者を迎え運営しています。

説明をしてくれた助産師の眞鍋由紀子さんは、さぬき市民病院の看護部長をしていました。定年後に仲間たちと起業。大きな責任を背負いながらも走り続けています。その表情は生気に溢れていました。

外観
説明中
助産院の個室
新生児のオムツをかえるご夫婦
デイサービス
保育園
エントランス
子どもの成長を知らせる年賀状

前に富山型デイサービス「にぎやか」の阪井由佳子さんを訪ねたのを思い出しました。新潟市政にもいいところを反映していきたいです。